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終わりが近づいてくる

もう2月も終わる。
5年続けた仕事も、働くのは3月1日が最後。
あと2回の出勤で終わり。

退職日が決まってからも
自分の中では何事もなくいつも通りの毎日。

たぶん最後の日も、あっさりやってきて
あっという間に終わるんだろう。
いつものように働いて、時間になったらタイムカードを押して。
次の日は東京だから、夜行バスに乗る支度もしないと。笑
いつもの日常だ。

辞めるって自分で決めてもね、
その実感は実はあんまりなくて。
ただ、最後が近づいてくると、
ロッカーを片付けたり、
書類整理したり、
退職にかかる必要なことを調べたり、
そんなことをしてる最中は、少しだけ実感する。

辞めることをなかなか大きい声では言えない会社だから、伝えておきたい人たちには自分で辞めることを伝えたりしてたんだけど。
こんな風にわたしのことを見ていてくれたんだってやさしいコメントもらったり、このタイミングでライン交換したり、ご飯食べに行く約束したり、わたしと働くのが最後の日だってことでプレゼントをもらったり、なんか最後になってご褒美をたくさんもらってる気がする。

今更、たくさんのやさしさを受け取っている。

終わり良ければ全てよしってほんとにそうなんだなぁ。
しんどいこともあったし、納得いかないこともあったし、納得いかないくせに、それをひっくり返すだけの力もやる気もなくて自分にイライラすることもあったし、人から信用されてないって感じる時もあった。

それでも、今、多少なりとも
わたしがいなくなることを寂しいと言ってくれる人がいて
わたしのこれからを応援してくれる人がいて
わたしから元気と癒しをもらってると言ってくれる人がいて
わたしを好きと言ってくれる人がいる。

見える世界がまるっと変わった。
こんな風に終われるとは思ってなかった。

見える世界が変わったということは、
5年かけてわたしが変化した証でもある。

最後にこんなにご褒美をもらっていると
わたしがここに居たことは無駄じゃなかったし、少なからず誰かの支えになってたんだとありがたく思う。

やっと…
ほんとにやっと。
ここまでわたしという人間を成長させることができた自分に拍手だな。

最後の日は何を思うのだろう。
少しドキドキする。

何を感じて過ごし、終わるのか、
自分の感覚を確かめながら仕事に向かおうと思う。


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