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新年1番に書いておきたかったこと 主人の死について今思う事
もう2024年
1年ってこんなに早いんだっけ
毎日毎日は楽しかったりしんどかったり色々あるけど、どんな事でもあっという間にすぎて行くものだ
主人が自死して3月で2年になる
私は1つ大切なことをずっと書き忘れていた
書いておかなければと思っていたが、毎日の忙しさを言い訳になかなか書くことが出来ていなかったので、この新年のテレビを見ている間にぜひ書いておこう
自死した主人は、今だからこうして記せるのだが、頸動脈、手首を切ったことによる失血死だった
普通の精神状態では出来ない亡くなり方だと警察の人に言われた
ものすごい血だったでしょう…とも言われた
そう、ベランダはきっと血の海だったんだろうと思う
しかし、私も娘もその血を見ていない
そして何よりも私たちの心に残ったのは、主人の亡くなったときの表情だった
そんな酷い死に方をしたはずなのに、その顔は近年では見た事もない程の、本当に神様が、天使がご先祖さまが連れて行ってくれたのだと信じるしかないほど穏やかで優しいものだった
血など少しも付いていない
顔にも手にも
その顔を見た時、悲しさ驚きはもちろんだが、それと同時にこの人は救われたのかもしれないとも感じた
あんな穏やかな、本当に救われたんだと言える表情だった
もしその顔が苦しみで歪んでいたならば、私たちはもっともっと苦しんでいただろう
今も毎日のようにあの日の出来事を思い出し、私の心をキュッと締め付けるが、その表情が浮かぶとあの人は間違いなく天国に導かれて良かったのだと確信さえできるようになってきた
本人はきっと救われたのだ
残された私たちには色んな意味で影響を及ぼしているが…
ここが難しい問題だと思う
本人は救われた これで良かったんだ
そう捉えて前に進もうと思う
しかし、なかなか簡単には気持ちは切り替えられないし、やはり命は自分のものであるけれど、周りも巻き込んでしまう
自分勝手に終わらせていいのか…
そのせいで事実精神的にダメージを受けている私たち残された家族がいるのだから
この問題は正解というのはきっとないんだと思う
今年も子どもたちが健やかに育ち、前を向いて歩いていけるよう、見守ってやって!
いま、あなたが出来るのはそれだけなんだから、このお願いだけはちゃんと聞いてよ
やっと書くことができた
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