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【News】「水滴」がシリーズDラウンドで2.3億米ドルの資金調達を実施(20200821)

【一言コメント】
互助スキームでアリババ系の相互宝に並んでメジャーな水滴ですが、今までの筆頭株主のテンセントに加えて今回スイス再保険が出資をしました。(記事にある通り水滴は他に保険販売プラットフォームや医療費クラウドファンディングでもメジャー)
大手外資による中国進出・関与が、インシュアテック方面でも進んできているように思います。

【Newsの概要】
「水滴」は8月20日、2.3億米ドル規模のDラウンドの資金調達を完了したと発表した。
今回の資金調達においてはスイス再保険グループとテンセントがリードし、IDGキャピタル等がそれに続いている。 スイス再保険グループが中国のインシュアテック系企業に投資するのはこれが初。
水滴はフードデリバリー大手の「美団」の創業メンバーの一人である沈鹏氏が2016年に設立。
「インターネット技術を通じ、大衆の保障や医療方面の課題解決をサポートする」ことをミッションとしており、中国市場で「クラウドファンディング+互助スキーム+保険」という革新的な保障・医療のエコシステムを確立し、低・中所得者が自らの健康保障の備えを確立できるように支援している。
2020年第2四半期までに水滴の運営する保険モール「水滴保険商城」が何らかの保険商品を提供する累計ユーザー数は1億人を超え、世帯数では6,000万近くに上っており、エリアでは2,988の市と郡をカバーしている。
保険料収入に目を向けると、2020年の第1~2四半期の年換算保険料収入は60億元近くになっており、これは2019年度の通年の収入の規模とほぼ同等となっている。
また、医療費クラウドファンディングの「水滴筹愛心」の利用者数は3.2億人を超え、ファンディングを受けた人数は10億人以上、贈与総額は320億元を超える等、中国を代表する医療費クラウドファンディングプラットフォームとなっている。
更に互助スキームの「水滴互助」は累計12,819世帯に互助金を支払っており、金額ベースでは16.15億元となっている。
(今日保条等の記事から筆者が引用&要約)

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