宮部みゆき『模倣犯』を妄想キャスティング②
文庫本・全5巻を読み終えた。
読むのにとても時間がかかったが、全く飽きさせることなく最後の最後までストーリー展開が予想出来ずとても面白かった。
そして読みながら、私の脳内では完全に映像化が出来ていて、我ながら良い出来だった。
頭の中の映像をそのまま他人に披露できないのが非常に残念で仕方ないが、一月前にアップした記事に引き続き、私の脳内でキャスティングした役者陣(いちおう完成版)を披露していきたい。
キャスティングの趣旨
事務所や役者同士の事情、予算は一切考慮していない。
美男美女で小綺麗にまとめたり、旬の役者を使うでもなく、出来る限り原作に忠実にリアル感を求めて配役した。(なにより安心した演技が見れる人)
そしてこれは私の自己満であり願望である。
クレーム等は一切受け付けないのでご了承頂きたい。
妄想キャスティング
【塚田真一】
大河公園のゴミ箱から女性の腕を発見した少年。
家族を強盗犯に殺された遺族でもあり、トラウマを抱えている。
→鈴木福
(この役は絶対に福くん以外に考えられない。
最近は福くんを見るたび「真一だ」と勝手に思っている)
【水野久美】
塚田真一と腕を発見した少女。
そんなショッキングな事件をきっかけに塚田真一と出会ったが次第に仲良くなる。
→芦田愛菜
(福くんと来たらやっぱり愛菜ちゃん。
二人の共演がまた見たい)
【有馬義雄】
ゴミ箱から腕と共に発見されたショルダーバッグの持ち主(古川鞠子)の祖父。
有馬豆腐店を営む。
→角野卓造
(丸っこい体に禿頭の老人といえばやはりこの人。孫想いな雰囲気もピッタリ)
【古川鞠子】
有馬義雄の孫。
ある日突然失踪してしまう。
→永野芽郁
(清純な古川鞠子のイメージにピッタリ)
【古川真智子】
古川鞠子の母親で、有馬義雄の娘。
大河公園で鞠子のバッグが発見されたことをきっかけに病んでしまう。
→美保純
(悲壮感いっぱいの女性の演技をさせるなら絶対にこの人しかいない)
【古川茂】
古川鞠子の父親で、古川真智子の夫。
→滝藤賢一
(オシャレ感をなくして普通のおじさんの感じで出演してほしい)
【由利江】
古川茂の不倫している。
→唐田えりか
(地味なのにちゃっかり不倫してるという人物といえば…)
【木田孝夫 】
有馬豆腐店の従業員
→段田安則
(豆腐屋の雰囲気が似合いすぎる)
【前畑慈子】
女性の失踪事件をテーマに記事を書くルポライター
→田畑智子
(松たか子と悩んだけど、字面的にもこちら。
ちょっと抜けた感じ等もしっくりくる)
【前畑昭二】
前畑茂子の夫。
いつも茂子を応援している。
→荒川良々
(ハマり役だと思う)
【前畑母】
前畑昭二の母で、前畑茂子の姑
茂子に対して口うるさい
→高畑淳子
(ドラマ版では編集長役だったけど、姑役で見たい)
【前畑父】
前畑昭二の父
→でんでん
(息子が荒川良々なら父はでんでん)
【板垣編集長】
元サブリナの編集長。
前畑慈子の飲み仲間でもあり、ルポライターになることを薦めた張本人
→渡辺いっけい
(頼れる編集長感No.1)
【高井和明】
蕎麦屋・長寿庵の長男。
小太りでうすのろ。
栗橋浩美にバカにされていたが、大事な友人だと思っている。
→前野朋哉
(パズルのピースがカチッとハマったような適役)
【高井由美子】
長寿庵の長女で高井和明の妹。
→上白石萌音
(黒木華と悩んだ)
【高井文子】
高井和明・由美子の母
→宮崎美子
(上白石萌音と顔が似ている)
【高井信勝】
蕎麦屋の長寿庵の店主。
気難しくぶっきらぼう。
→村田雄浩
(気難しくぶっきらぼうがハマり役)
【栗橋浩美】
頭が良くルックスもいいが性格が歪んでいる。
プライドが高い。
→野村周平
(褒め言葉にならないがサイコっぽい雰囲気がハマる)
【栗橋父】
栗橋浩美の父。
妻と結婚したことを外れクジを引かされたと後悔している。
→岸部一徳
(警察役より絶対こっち。不気味な雰囲気を醸し出して頂きたい。)
【栗橋寿美子】
栗橋浩美の母。
不平不満が多い。
→木野花
(同じく不気味な雰囲気を醸し出せる役者)
【ピース】
ルックスが良く人気者。
魅力的な笑顔の持ち主
→成田凌
(善人のような極悪人が出来る役者で思い当たったのが成田凌か高橋一生。
でも年齢的に成田凌)
【坂木刑事】
古川鞠子の失踪事件を担当する刑事。
有馬義雄と同じような体型をしている
→田口浩正
(今はだいぶ痩せたようなのでちょっと違うかも。代替案はチャンカワイ)
【氷室佐喜子】
坂木刑事の同期。
前畑慈子に協力的だった。
→久保田磨希
(美味でございます)
【鳥居】
熱意はあるが人の気持ちに寄り添えず、古川真智子を事故に遭わせてしまう警察官
→今野浩貴
(そこに愛はあるんか?)
【篠崎】
武上悦郎の下で働く若手刑事。
メガネをかけてヒョロっとしてるが、なかなか頭の回転が速い。
→磯村優斗
(演技力が高いからうまく役作りしてくれそう)
【秋津信吾】
体育会系な刑事
武上をガミさんと呼ぶ。
声がデカい。
→桐谷健太
(体育会系・声がデカいと言えば彼)
【武上悦郎】
大川公園の事件のデスク担当。
篠崎の上司。整った顔立ちをしている。
→北村一輝
(阿部寛と悩んだが、阿部寛の刑事役は東野圭吾シリーズで見てるので)
【武上法子】
武上悦郎の娘。大学生。
→福原遥
(父ちゃんがカッコいいから娘も美女じゃないとバランスが合わないので)
【建築家】
建築から犯罪をプロファイリングする元警察。
今は悠々自適に暮らしている。
→田口トモロヲ
【石井良江】
塚田真一を引き取った継母。
国語の教師をしている
→田中美佐子
(面倒見の良さそうな雰囲気が合う)
【石井善之】
塚田真一の継父で石井良江の夫。
教頭先生をしている。
塚田真一の父親の友人でもあった。
→松重豊
(出番少ないのに贅沢なキャスティング)
【樋口めぐみ】
塚田真一の家族を殺した犯人(主犯格)の娘。
父の無罪を訴えて、塚田真一に付き纏っている。
→桜田ひより
(『祈りの幕が下りるとき』の名演技が忘れられない)
【足立好子】
栗橋寿美子と同じ病室で入院してた主婦。
足立印刷のおかみさん。
→渡辺えり
【増本】
足立印刷で働く青年
→渡辺大地 (黒猫チェルシー)
【岸田明美】
栗橋浩美の彼女。
地位と金が好きなハデな女。
→白石麻衣 or 山本舞香
【木村庄司】
山道で迷ってピースと出会ってしまったサラリーマン
→光石研
【伊藤敦子】
長身でスラッとした美女
絵を描くのが趣味で、写生をしに出かけた先で失踪する
→栗山千明
【角田真弓】
北海道で攫われかけた長身の女性
→佐久間由依
(170cm)
【芦原君恵】
問題児だった同級生が失踪した際に予知夢を見た少女
→豊嶋花
【芦原夫人】
芦原君恵の母
→佐藤仁美
【日高千秋】
可愛い顔をしている
男を手玉に取っている気になっている女子高生
→本田望結
【日高道子】
日高千秋の母
藁をもすがる思いで弁護士に頼る
→遊井亮子
【浅井祐子】
低身長の若手女性弁護士
→岸井ゆきの
(150cm)
【三宅みどり・父】
被害者の父。
遺族の会に現れた高井由美子に激怒する。
→佐野史郎
【川野レイ子】
声優。
若者向けの雑誌で読者から大河公園の事件についてハガキを募集し、若手俳優と対談。
→友近
(雑誌だけどラジオパーソナリティのシーンで変換された)
【手嶋編集長】
前畑茂子がルポを寄稿している雑誌の編集長
→近藤芳正
【向坂アナウンサー】
ピースに疑いの目を向ける
→テレビ朝日・小松靖アナ
妄想メインテーマ
ストーリーを盛り上げるのに欠かせない音楽。
オープニングなどのタイトルバックに流したい曲。
模倣犯を読み始めた頃に、ermhoiのアルバム『Junebug Rhapsody』を聴いており、そこに収録されていたこの曲がおどろおどろしくて物語のイメージにピッタリすぎた。
映像化するなら連続ドラマで
模倣犯は日本国内で過去2度(映画版とドラマ版)実写化されている。
私は映画版は観ていないが、試写会の途中で原作者である宮部みゆきが帰ったと噂されるほど酷い演出だという噂を見た。
ドラマ版の方は少し見てみたが、2時間の特別ドラマを前半後半に分けていて、原作とはだいぶかけ離れた内容になっている印象を受けた。
演出・編集・音楽・演技も「・・・・」だった。
原作は間違いなく最高傑作なのに、それがうまく映像化されていないのが本当に勿体無い。
これについては、以下の私の記事で書き記した悪い典型例を詰めこめまくった結果だと思った。
2〜4時間の尺に無理やり抑え込もうとせずに、しっかり連ドラにした方がこの作品は適しているような気がする。
対してNetflixの台湾版の模倣犯は面白そうだ。
私はNetflixを契約してないので、観れないがいつか機会があれば観てみたい。
以上。
もしこのキャスティング案をどこかの制作が採用することがあるのならば、その際は必ずご一報願います。
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