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なんか好きじゃない言葉

メディアなどで見聞きする言葉で、ものすごく違和感を感じて好きじゃない言葉というのがいくつかある。


まずはテレビなどでタレントが使う言葉としてよく聞くワード。

「えんみ」

いつから塩味を「えんみ」って読むことになったんだろう?
「しおあじ」じゃあかんのか。

昔は「しおあじ」って普通に言ってたはず。
(これについて、かりそめ天国で「えんみが効いてますね」と食レポしたアルピーの平子さんに加賀まりこ氏が「しおあじって言いなさいよ」って注意してたシーンを記憶している)

「しおあじ」から「えんみ」に変えなければいけない理由があるなら、国民にお知らせしてからにして欲しい。



つづきまして

「ごはんやさん」

これ、よくタレントが使いがちな印象。
飲食店って言えばいいのでは…?と思う。

米とおかずの定食を出すお店なら、まだ分かる。

でも業界人が御用達なお洒落なカフェやらビストロは、「ごはんやさん」というイメージにはそぐわない気がしてしまう。

逆に言うなら「めしや」
床がベタベタするような庶民的な定食屋かと思いきや、高級店のことを話していると分かるとガッカリする。イメージぶち壊しだ。

庶民的な雰囲気を出したり、親近感を演出したいのかも知れないがメディアに出る人たちは正しい日本語を使って欲しいなと思う…。



つづきまして

「カフェ」

なんにでも気軽に使い過ぎだ。

私の「カフェ」のイメージは、あくまでもコーヒーやお茶をメインにしたお洒落な内装の飲食店だ。
こぎれいな女子やカップルがSNS用の写真を撮影しておしゃべりしているのが私の思うカフェ。

しかし最近では「憩いの場」「相談所」的な意味合いでも使われている印象がある。
なんなら飲食物の提供すらしていない。

そういう○○カフェを自称・運営しているのはおしゃれな雰囲気とは程遠い高齢者だったりもして、一層違和感を拭えない。
(せめてカフェはおしゃれであってくれ…)

「しゃべり場」とか別の名称じゃダメなんだろうか…

スーパーで買ってきた大型ペットボトルのお茶と紙コップを用意しただけの簡易的な場所の集まりに、カフェなんて名前は許してはならない。



飲食続きで食レポのシーンで、確実と言ってもいいほど出てくるこの言葉
(特に女性)

「う〜ん♡」

いや、わかる、わかるよ。
美味しさを表現したいけど、口が開けられないから出てくるっていうのは…

はいはい、どうせお前も「う〜ん!」っていうんだろ。
→テレビの食レポ女「う〜ん♡」

はい、きました。


いつもこうなる。

エビを食べれば「ぷりっぷり!」
甘味を食べれば「濃厚!」
パンを食べれば「もっちもち!」
肉を食べれば「とけた〜」

だいたい全部一緒。
テンプレワードは聞き飽きた。

食レポって色んな若手芸人やらアナウンサーにやらせるけど、心底食べるのが好きな人にやって欲しい。

例えば、ぼる塾の田辺さん。
彼女は食に対する興味がガチだから、非常に言葉に説得力を持つ。

田辺さんはとりあえず「う〜ん♡」で誤魔化そうとはしない。
そもそも食の知識も豊富なので、明らかに一線を画している。

美味しいものを研究してきたのが伝わるからこそ、彼女の食レポは意味がある。


続いて

「お迎えする(迎え入れる)」

犬猫や人に使うなら分かる。

でも植物や無機質な家具や製品に使うのは違和感がある。
「購入しました」では問題があるんだろうか…



続きましては、若い子が使いがちなやつ。

「待って」

会話をしているときに驚いたときに使っている印象だ。

「この前○○行ったんだー」
「待って!私も行ったんだけど」

みたいな。
ツイートの一文目に付けてる人も多く見かける。

いや、そんなことで待たねぇし…って言いたくなる。

似たようなものだと「ウケる」

本当にウケてたらそんなこと言わずに笑ってるはずだよ…と思ってしまう。



「韓国風」

いつからか急増したこのワード。

キムチ味の料理に対して使用するなら、なんら違和感はない。


でも最近は「これって韓国風なの?」と思うようなものをよく見かける。

おかしいのは、明らかに北欧などの欧米のインテリアにしか見えないものに「韓国風」と名付けられていること。

具体的にいうとこういうインテリアだ。

(私には欧米のインテリアにしか見えないのだが…。)


世界的に畳と障子のインテリアを「日本風」とは言うだろうけど、ロココ調のインテリアを「日本風」とは言わないと思う。

この写真のインテリアを韓国風と呼んでもいいルールを言い換えると、
デヴィ夫人のような日本人の金持ちの家の内装がだいたいロココ調なことを鑑みれば、日本にもそういう内装は存在しているから、ロココ調も日本風と言えるという理論なのかも知れない。

でもロココ調を日本風と呼べば、必ず多くの人が違和感を持つと思う。
さらに本家からクレームが入るのは言うまでもないだろう…

インテリアに限らず、おしゃれなものにやたら最近「韓国風」とついているものには、違和感を超えて拒絶すら感じる

全く同じものに対して4〜5年前にはそんなワードついていなかったのに、ここ1〜2年で急につけられた印象がある。

例えば同じものが2つのショップで販売していたとして、「A店では韓国風と明記」「B店では特に記載なし」だった場合、私は間違いなくB店で購入する。

韓国に興味関心がない人には刺さらないワードだから、コンバージョンを上げたいと本気で思うなら使わない方が良いと思う。

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