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子供とジェンダー

女の子は赤? ピンク?
男の子は黒? 青?
今でこそ、子供男女のジェンダーはだいぶボーダーレスになった気がします。ランドセルなどは女の子が青なんてことも多いですね。

私の子供の頃(だいたい30年前?)は、
女の子は赤やピンクを好むもので、
男の子は黒や青を好む傾向でした。
それは実は、大人たちに操作された「好きと勘違いしているもの」だったりするのですが。

私は子供の頃、団地に住んでいて、
近所に女の子が全然おらず、
ずっと男の子たちと遊んでいました。
男の子の集団の中で遊びもスポーツもやるので、
女子よりもスポーツなどは能力高かったように思います。

女子が好むような人形遊びもしていました。
遊んでくれていた相手は男の子でした。
でも、その子の心の中は女の子でした。

私にとってはその環境が当たり前だったので、
特に違和感もないし、それを受け入れて遊んでいました。
でも成長するにつれ、「学校の教育」で、
男は男らしく、女は女らしく、という考え方をしなくてはならない環境になりました。それが私には窮屈で仕方なかった。
仮面ライダーもドラゴンボールも好きでいいじゃないかと。
今でも私はどちらも好きだし、スラムダンク大好きです。



今日、息子を連れて、mirage2のイベントへ行った。
ファントミラージュの主役4人のガールズグループである。
抽選で当選した人だけが行けるイベントに当たったのだけど、
会場内の男児は周りを見渡すも息子一人だった。

「男の子俺しかいない…」と呟いたものの、
それが嫌という感じではなかった。

チェキ撮影特典会で、ステージの壇上に息子が上がると、
会場内が若干、騒ついた。
「あ、まだこんな反応あるんだ…」と思った。←親たちの反応が。

確かに作品や玩具は女児向けではあるのだけど、
女児だけが好きでいていいというものではないはずだ。
(大きなお友達は男性たくさんいますしね)

息子は別に魔法少女になりたい訳ではない。
ファントミラージュのココミちゃんに一目惚れし、
ドラマの内容が面白くて、
mirage2のオープニング曲とエンディング曲が良くて、
それが丸ごと好きで、イベントに参加している。

私は息子のそのスタンスがとてもいいことだと思うし、
「それは女の子の作品だからやめなよ」とは絶対に言わない。

ジェンダーの壁を作るのは、大人たち。
生物学的な差はもちろんあるので、結果壁になるのかもしれないけど、
男女の間は壁ではなく、いつでも自由に行き来できるような自動ドアであって欲しいと思う。
(1029文字)




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