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結婚という人生最難関の選択を正解にする方法

結婚ほど重い決断はない、と思っていました。
なんせ夫に出会うまで、「この私に結婚なんかできるわけない」と思ってましたから。

「なんか結婚って運命の人とするらしいけど、そんな相手に出会えるってどんな天文学的確率よ?」って。

よしんば「これぞ運命の人!」って人に巡り会えたとしてもさ、結婚後に相手がひどい嘘をついてるのが発覚するかもしれないし、事故や病気になって人生プランが大きく変わるかもしれないし、もっともっと素敵な人が現れるかもしれないじゃないですか。
そんなことになったら、どうしたらいいの?人生詰まない?

なのに世間は「結婚なんて勢いでするもの」「やってみれば意外といける」とか言うじゃないですか。
「いや、そんな海外旅行行くみたいなノリで結婚できねぇよ…」って思ってましたよ。

正解を探すのではなく、自分で正解にするのだ

でも、今、結婚13年目を迎えて…。
仮にいま夫と別れてもぶっちゃけもっと幸せな結婚できると思います。(笑)

極論言えば結婚相手なんて誰でもいいんですよね。
パートナー選びに正解なんてない。シンデレラのガラスの靴のように履いた瞬間ぴったりと合う”運命の相手”なんていないと思うんです。

昔の私は、どこかに正解があるはずだと思ってたから選択や決断が怖かっただけだった。

でもそうじゃなくて、必要なのは、自分の選択が何であろうと「この選択は正しかった」と言えるようにベストを尽くす覚悟だけなんじゃないか、と思うようになりました。

結婚生活に有効なWOOPの法則とは

で、このへんを調べてみたらWOOPの法則というのがあるらしいんですね。

WOOPの法則は、目標設定から達成までを「Wish(願望)」「Outcome(結果)」「Obstacle(障害)」「Plan(計画)」の4ステップに分解した目標達成フレームワークなんですね。

■WOOPの法則
Wish(願望) - 達成したい目標を決める
Outcome(結果) - 目標を達成して得られるものを想像して書き出す
Obstacle(障害) - 目標とイメージした結果との間にどんな障害があるかを考える
Plan(計画) - 障害に対して具体的にどう対処するかを決める

あらためて振り返ると、私たち夫婦はこれまで、WOOPサイクルをうまく回してこれてたのかもしれません。
特にOPの部分=現実的に課題に対処することについてはこの十数年間でお互い上手になった感があります。

ただ私たち夫婦の場合、WOがちょっと弱いのかも。
今や下の子も10歳近くなりましたが、「子育て」という大義を失った後も私たち夫婦が隆々とこの家庭を繁栄させていくためには、このWOの部分がさらに重要になってくるんじゃないかと感じています。

終わりに

20代の頃、身近にいたある男性が、全然夫婦生活がうまくいっていないって話を聞いたことがあったんですね。
私は「そんなんだったらもう別れちゃえばいいのに」って思ったし、実際本人にもそう言ってしまったんですが、彼は「一度は自分が"この人だ"と決めた女性だから、どんなに関係が悪くなろうと別れるという選択肢はない」って言い切ったんです。

当時の私はまだ独身だったのもあり、彼がなぜそこまで言い切れるのかが全く理解できませんでした。「自分が結婚において間違いを犯したと認めるのがいやなだけじゃないの?」とすら思っていました。

でも今となっては、彼の考え方がよく分かります。
結局、つきつめていけば、他に原因や責任を求めても仕方ないんです。

今あるこの環境と手札で、どれだけのベストを尽くせるのか。
まだ自分がそこまで立派な覚悟を持てていると言い切れるわけではないけれど、あの時私にきっぱりと「妻とは別れない」と言い切った彼のようにかっこいい私でありたい、と、ずっと思っています。


※補足

結婚とWOOPの法則についてはこちらの記事がとっても分かりやすいのでおすすめです!

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