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おしゃれな上海映画から見る上海の街の風景【中国生活】

こんにちは、小羊です。

最近、上海で(特に女性の間で)、「愛情神話(Àiqíng shénhuà)」という映画が話題になっており、小羊も先日映画館で見てみました。

愛情神話の紹介ページ
http://jp.eastday.com/node2/home/latest/sh/u1ai190241_K863.html#:~:text=%E6%9D%B1%E6%96%B9%E7%B6%B2%EF%BC%92%EF%BC%98%E6%97%A5%E4%BB%98%EF%BC%9A%EF%BC%91%EF%BC%92,%E3%81%9F%E8%8B%A5%E6%89%8B%E5%A5%B3%E6%80%A7%E7%9B%A3%E7%9D%A3%C2%B7%E9%82%B5%E8%8A%B8%E8%BC%9D%E3%80%82

これが非常に面白かった!!!
特に、上海特有の、新しくて現代的なおしゃれエリアと、生活感ある昔ながらの古いエリアが入り混じった街の様子が描かれていたのが良かったです。

主人公である絵画教室の先生(ちょっと冴えない男性)は、上海の昔ながらの街中の老房子(Lǎo fángzi)に住んでいます。
なお、老房子とは、古い時代(特に旧フランス租界時代、つまりは1900年代前半)に建てられた家のことです。特徴として西欧の洋館に中国的要素がミックスされたような感じです。
外見だけ見ると軽井沢とかによくありそうな昔ながらのオシャレな洋館にも見えますが、現に人が生活してるため、軒先に洗濯物が干してあったり、家の外に手洗い場が併設されていて、おばあちゃんが洗濯物を洗っていたりします。

さらに主人公は、街中では自転車(普通のママチャリのような自転車)を漕ぎ、近所の個人商店で料理の材料や衣服を買い、街角の露店のような場所で靴の修理を請け負うおじさんと、店脇の椅子に腰掛けてコーヒーを飲みながら雑談したりします。

一方では、ヒロインの娘(小学生)の送り迎えついでに、現代風のオシャレカフェバー(プラタナス並木に面したカウンター席があるカフェバーで、ウィスキーとかも飲めちゃう)でケーキを食べたり、現代的なアトリエスペースで自分の絵の個人展を開いたりもします。

これらはすべて同じ街での生活の中での出来事です。
それもそのはず。上海という街は本当に、昔ながらの生活の中にうまいこと新しさが融合されているからです。

特に旧租界エリアはその傾向が強め。
具体的には武康路(Wǔkāng lù)、思南路(Sī nánlù)といった道路沿いあたり。

このあたりでは、古い建物をそのままにしているが、中に入っているテナントはオシャレカフェだったり、アトリエだったり、現代風の趣を持っていたりします。
このような形で、新旧が融合しているのですね。

ちなみに武康路にある有名なランドマーク「武康大楼」がコチラ。

武康大楼

こちらは1924年に建てられた歴史ある建物で、フランス租界時代には、中国に住む外国人のための住居でした。現在も多くの中国人、外国人が住む現役のマンションです。
一方で1階にはオシャレなお店がいくつか入っており、オシャレバー、アトリエ、季節ごとの(インスタ映えしそうな)アイスクリームを出すお店などが入っています。

インスタ映えソフトクリーム
クリスマス限定サンタソフト

また、こうしたエリアは、道の両脇に生えているプラタナスの並木も、古い建物とマッチして雰囲気を出してくれますね。
武康路ではないですが、こちらも老房子が多いエリアです。

プラタナス並木

ちなみにプラタナスは落葉してしまうので、冬場は結構寂しい感じになります。

落葉したプラタナス並木道

うーん、葉が落ちると一気に冬感が出ますね。
ちなみに上の写真に写っている果物屋は、映画「愛情神話」のロケ地にもなっています。

以上、取りとめなく上海の街の様子をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
新旧入り混じった様子が伝われば嬉しいです。

改めて、お散歩に適した雰囲気のいい道路をピックアップし、各道路のお散歩記事を書いてみたいと思います。

では、下次见!


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