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上海最高峰登ってみた【中国生活】

こんにちは、小羊です。
この間、上海市内の海抜最高峰「天马山(tiānmǎshān)」(日本語だと天馬山)を登ってみましたので、アクセス情報や見どころについて解説したいと思います。

1、 アクセス情報&基本情報

天马山は上海市郊外の「松江(sōngjiāng)」と呼ばれるエリアに位置します。このエリアには「佘山国家森林公园」という、かなり整備された大きな森林公園があるのですが、その付近に、佘山(shéshān)、天马山、横山(héngshān)などの山が点在しています。
一般にはこれらの山を総称して「松江九峰十二山」と呼ぶそうです。

これらを踏まえると、松江エリアは日本でいうと奥多摩とか奥秩父あたりのイメージでしょうか。
まあ、「峰」と言いつつ殆どの山が「丘」レベルの標高なので、ちょっと違うかもですが…。
※最高峰とされる天马山の標高すら98.2m、最低峰の厍公山に至っては約10mです。

もう丘でしかないじゃん…


とはいえやはり最高峰となれば、これだけは登っておくしかない。

そんな天马山へのアクセス方法は以下です。
①地下鉄9号線で佘山駅に向かう。
②地下鉄の駅から徒歩で佘山地铁駅というバス停に向かう(約2分)。
③松江67というバスに乗る。
④天马山汽车駅というバス停で下車。
⑤徒歩20〜30分で山の東門(チケット売場)に到着。

普段は西門のほうががバス停から近いのですが、疫病対策で東門しか開いておらず、余計に歩く羽目になりました。
ちなみにバス停付近には、結構家やお店があります。
ただやはり郊外、かなり田舎感があります。
お店はローカルな飲食店が多いです。お昼ごはんとして牛肉面(牛肉だしのラーメン)を食べたのですが、たったの9元(160円位)でした。
同じ上海市でも中心部だと12〜15元位はするので破格です!

バス停付近のローカル店

バス停から東門は単なる道路なのでつまらないですが、頑張って歩きましょう。
東門についたら入山チケットを購入します。料金は大人1人10元です。

東門

2、見どころ情報


門をくぐって山(丘)登りスタート!

道はかなり整備されており歩きやすいですし、はっきりした道のため迷うこともなさそう。
また、森林公園扱いだからか、道案内の看板もしっかりしており、且つ、頻繁に出てきます。

小羊は同じ松江にある佘山にも行ったことがあるのですが、木々の種類が多いからか、佘山よりも景色が「山」という感じがします。

見どころとしては3箇所です。

①観音像
東門から歩いて15分くらいのところにピカピカの観音様がいます。
中国では山の上にお寺や仏像があることが多いですね。
ここには地元の信心深い老人たちも、たまにやって来てお詣りをするようです。

観音像

②斜塔
観音像から歩いて10分ほどの距離にあります。
写真で伝わるかわかりませんが、ピサの斜塔のように斜めった塔なのです。この塔、北宋の時代に建てられたらしく、約千年近くの歴史を持つ古塔です。
天马山といえばこの塔のことを思い浮かべる人も多いですね。

斜塔

実は、他の省に比べて「歴史が浅い」とか「古い時代のものが少ない」と言われがちな上海市ですが、ここ松江エリアに関しては、かなり古い時代(紀元前もある)の遺跡が多数見つかっていることで有名です。
ですので松江エリアの山も、歴史ある古山になるのです。

③いちょうの木
写真を撮り忘れましたが、斜塔のすぐ近くに700年ほどの歴史を持ついちょうの大木があります。
秋は紅葉🍁を見に訪れる登山客で賑わうようです。


これらすべてをゆっくり歩いて見ても、1時間もかからないような小さな山ではありますが、上海市内にもかかわらずきちんとした山で、空気も美味しく感じますし、なかなか歴史あるものが多く、一度行ってみるだけの価値はあると思います。

なお、先程ご紹介した見どころポイントには公衆トイレもありますし、東門でも自動販売機があり水を売っているなど、比較的設備も整っている山です。

もしグループで登るなら、下山後にバス停付近まで戻り、みんなでご飯を食べるのもおすすめです。
小羊は一人だったのでローカルな小さい店に入りましたが、このあたりは「农家菜(nóngjiā cài)」、つまりは「農家料理、田舎料理」のレストランがたくさんあります。
こうしたお店の料理は地元の食材を使っており美味しいのでおすすめですよ!

农家菜

以上、天马山の紹介でした。





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