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2019年6月時点の中国における日本映画の公開数は16本、去年1年間の公開本数を上回る


2019年6月時点、中国での日本映画公開数は16本に達し、2018年1年間の公開数15本をすでに上回った。

2015年以前の3年間、尖閣諸島などの問題により、中国での日本映画の上映は1作品もなかった。しかし、2015年に公開された『STAND BY ME ドラえもん』が100億円を超える興行収入を記録したことをきっかけに、日本映画の中国での公開数は順調に増えている。

2019年1〜5月に中国で公開された日本映画の一覧を見ると、漫画が原作の映画がほとんどを占めていることがわかる。

現在までで、今年1位の興行収入を記録しているのは夏目友人帳だ。夏目友人帳のアニメはビリビリで配信されており、映画の公開以前からすでに中国で非常に高い人気があった。

夏目友人帳は中国での公開から3日間で日本での興行収入を抜き、中国での興行収入は18億円となった。

中国で公開されている全ての映画の興行収入で見ると、2019年の現在までの1位が流浪地球(中国映画)で720億円、2位がアベンジャーズ/エンドゲームで660億円となっている。夏目友人帳の18億円は、興行収入上位の映画とはまだかなりの差があることがわかる。

一方、日本における2019年現在までの興行収入ランキング1位は名探偵コナンで87.8億円だ。市場の大きさの違いを実感することができる。