お金の使い方を見直す3つの質問

先週末、考えさせられるある記事を読んだ。

ライフプランニング(人生設計)とは、ファイナンシャルプランニング(資金計画)をうまくやったものなのだそうだ。

僕は投資が大好き。英国在住なのはプロフィールに書いてあるが、英国ではISAという、日本のNISAに匹敵するものがある。その口座で色々資金運用をしているのだ。せっせと節約、貯金、投資に励んでいる。

そんな中、とあるポッドキャストでライフプランニングという単語に出会った。ファイナンシャルプランニングは聞いたことがあるのだが、確かに人生設計してからお金の計画を立てた方が賢いよなぁと思った。そのポッドキャストで「ジョージ・キンダーという人がライフプランニングをする上で検討した3つの質問を提示しているんです」的な発言があったため、ググって見たら前述の記事に遭遇したのだ。

その3つの質問はこちら。一緒に考えてみて欲しい。

1.お金の心配は今も今後も全くないと仮定したら、どのように生活していくだろうか?今の生活で何か変えるものはあるか?どんどん想像を膨らませていってOK。
2.次に、病院に行ったら医師に「余命は5~10年ですね」と言われた。いつかは分からないが、その期間内に確実に死ぬ。痛みは伴わない。残された時間で何をするだろうか?生活の何を、どのように変えるだろうか?(質問1とは違い、億万長者であるとは仮定しない。今自分が置かれている経済状態の範囲内で想像してみよう。)
3.最後に、今度は医師に「余命24時間です」と言われた。「あれができなかった、こんな人物になれなかった」など、どんな思い残しがこみ上げてくるだろうか。

前にも似たような質問を考えたことはある。しかし、回答は日々刻々と変わっていくと思う。だからこういう機会にじっくり考えてみる必要があるのだ。

では、僕の現時点での回答を書いていこう。

1.お金の心配がなかったら、今すぐ海の近くの家を買って(2LDKか3LDK)、犬を飼いたい。毎日犬と遊んで過ごしたい。変えることはそれだけだ。仕事はこれまで通り、在宅で翻訳していきたいし、毎日ジムに通うのも続けたいし、食べるものもそのままで満足している。本当に恵まれててヤバイ。いつも感謝している。

2.5~10年あったらたぶんマイホームは諦めると思う。今住んでいるところでも犬は飼えるからこのままここに住んで、気に入るようなワンコに出会うまで毎日動物愛護センターに通いたい。そのための時間を確保するためにたぶん少し仕事の量を減らすだろう。

3.24時間しかなかったら「ワンコと一緒に暮らして喜びを分かち合いたかったな」と思う気がする。小さい頃から犬が欲しかった。2年前に愛護センターからテリアを受け入れたのだが、強迫観念が強くなって2週間で「無理だ」と言って諦めたのだ。それ以来、犬は今は飼えないと心に決めてある。「お金があって、家もあったら犬を飼う」ことに決めたのだが、24時間しかなかったらもう手遅れだ。犬なしでポックリ死んでしまう残念な人生だ。

ジョージ・キンダーさんによると、90%の人たちが「家族や人間関係」に関することを回答するらしい。ワンコも一応「人犬関係」としてカウントできると思う。

さて、これらの質問がファイナンシャルプランニングとどういう関係があるのか。

「人生で何をしたいのか理解すれば、それを基に経済的な選択ができる。」

つまり、僕はマイホームを買ってワンコを変えるまで、節約、貯金、投資を繰り返していけば良いということなのかもしれない。それとも、この家でワンコを飼えるのだから、「飼えたらいいな」とばかり夢見ていないで行動を起こした方が良いのかもしれない。でもやっぱり仕事が忙しくて時間がないから当分の間、ワンコは後回しになりそうだ。

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