読書感想文 #38 『自律神経を整えたいなら上咽頭を鍛えなさい 脳の不調は鼻奥から治せ』
みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。
今日は、結構寒くて、午前中に近所で買い物した以外は終日自宅にいました。
今回はこちらの本の感想文です。
自律神経を整えたいなら上咽頭を鍛えなさい 脳の不調は鼻奥から治せ
堀田 修 著
目次
内容説明
頭痛や肩こり、異常に疲れる、寝付きが悪い...感情の起伏が激しい、ゆううつでやる気がでない、人前に出るとドキドキして息苦しくなるといったものは、鼻奥(上咽頭)の炎症が原因かもしれないのだそうです。
まず上咽頭(じょういんとう)ってなんなのでしょうか。
本では上咽頭の炎症を自分でチェックできる3つの方法(口呼吸など)を紹介していました。
とてもナイーブな場所であることがわかりますね。ここが慢性的な炎症が起きていたら全身をむしばみ首こり、肩こり、背中の痛みを引き起こすのだそうです。
脳の機能異常が精神的な病と密接に関係しているのだそうです。
精神的な病の治療として一般に広く知られているのが薬ですが、限界があり、原因となっている脳の炎症の改善をするべきだそうで、非常に斬新な発想だと思いました。
薬を使わない画期的な治療法を紹介されています。EATという方法で診断と治療を同時に行うのだそうです。非常にシンプルなやり方のようです。
もう一つの方法は米国で認可されているある方法で神経を刺激する方法というのがあり、日本ではうつ病とは別の病気で認可されていて、その治療をしていると効果として感情が安定し抑うつ気分が改善するなどの効果がでているのだそうです。すごいですね。
自律神経は3段階で発動するのだそうです。強いストレスや危機にさらされると①「リラックス、休息モード」、②「闘争/逃走モード」、③「省エネモード」の順で発動していき、失神、パニック、集中力低下、うつ状態を引き起こすのだそうです。過度になると対応しきれなくなるのですね。
そこでEATという方法である神経を活性化して治療するというのができるのだそうです。様々な病気に対しての効果の症例もあるようで、画期的なもののようです。
またこの上咽頭を治療とは別に自ら鍛える方法もいくつか紹介されていました。それほど難しくなく、手軽にできるものなので、ボクも風邪をこじらせて喘息になり、どうも上咽頭の炎症が起きているような気がするので、試してみようと思います。治療するだけでなく、日頃から自分でケアをするというのは大事なことだと思います。
EATという治療は日本病巣疾患研究会というところのWEBで受けられる医療機関を掲載しているようですので、気になる方はチェックしてみてください。
それではまた。
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