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読書感想文 #13 『沈黙のWEBライティング』

みなさんこんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。

先日は、「沈黙のWEBマーケティング」の感想を書きましたが、今回はその続編を書きます。前回と同様に、主にマンガと、別のページで文による説明を合わせた本になっています。

沈黙のWEBライティング

松尾茂起 著 上野高史 作画

感想

WEBライティングは、ホームページやブログから、Twitter等のSNSの文章作成にまで関連する技術であり、読む人の心に響くための論理や、わかりやすさ、愛情等を持って書く必要があるというのよくわかります。

1つのマンガとして読んでも、若女将 宮本サツキとその弟のムツミ、きょうだいが個人経営する「旅館みやび屋」を潰そうとするタオパイ社のヤン・タオを初めとする悪い連中に、世界最強のWEBマーケッターであるボーン・片桐とパートナーのヴェロニカらが協力してみやび屋のWEBを改良していき、最後に豪快に連中を締め出すストーリーは、非常によくできていて、痛快で純粋に面白いです。超重量ノートPCや、ボーンの放つ必殺技がPC用語だったりして、ユニークで、斬新な印象を受けます。

さらに各epsiodeの最後に「ヴェロニカ先生の特別講義」という文章の説明で、技術的なことが理解できるので、WEBライティングの非常によくできた教科書もしくはバイブルのように思えます。

単なる読み物だけではなく、WEBライティングを行う中で、この本にある説明を見直すことで、専門的な知識をより理解できていくものだと思います。

1つ例をあげるならば、「わかりやすい文章を書くためのポイント」という項がありますが、読んでもらう為に必要なポイントをいくつか提示し、二つの例文を見比べて、どちらが感情が伝わるかという比較もしています。

また人の脳の思考のパターンを配慮した文章作成のポイントだとか、漢字とひらがな、行間や改行、スマートフォン画面表示を意識した文など、多種に渡った説明がなされており、必要あれば、その都度調べることができる内容になっています。

前回も書きましたが、この本は、2016年に発行されたとても有名な本ですが、ボクはつい最近まで知ることがなく、非常に遅れたような気持ちがあります。

そうはいっても、ボク自身はライティング自体、ほぼ今年から始めたようなものなので、これからもこの本を活用して、知識や技術を身に着けていきたいと思います。


〇 登場人物
ボーン・片桐
ヴェロニカ
サツキの弟 ムツミ
若女将 サツキ
(バイソン社) 遠藤 井上
(タオパイ社) ヤンタオ
高橋裕太
バズボンバー

〇 episode

1 SEOライティングの鼓動

2 解き放たれたUSP

3 リライトと推敲の狭間に

4 愛と論理のオウンドメディア

5 秩序なき引用、失われたオマージュ

6 嵐を呼ぶインタビュー

7 今すべてを沈黙させる


それでは、また。




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