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企業のSNS、どこの誰にどんな行動をしてほしいのか、真剣に悩んできたことをまとめました

大変久しぶりの投稿となりました。

子育てと仕事の両立でここ1年近くは自分の活動を振り返る時間も余裕もなかったように思います。

今回は振り返りも兼ねて最近の活動のまとめです。

僕は最近SNSにハマっています(笑)
何遊んでんねん!って突っ込みが聞こえてきそうですが、僕の場合仕事としてのSNS運用のことですよ。

僕はプライベートの他に1社、企業アカウントのSNSを運用しています。
秋田県仙北市に本拠地を置く旅行会社です。
現在はインスタをメインに、Facebookとブログをやっています。

の着任前からこれらSNSは運用されており、僕も着任後ほどなく情報発信担当の一翼を任されるのですが、正直言います。

意図なき情報発信に満足していました。

もう少し正確に言うと、自分の発信する情報でどこの誰がどんな行動をしてほしいのか全くイメージを持てていなかったので、とりあえず企業の日々の活動内容の報告を「情報発信」と呼んでいました。

これまでの投稿

で、当然ですが鳴かず飛ばず。

長らく質の悪い情報発信から脱却できずにいたのですが、ここ最近ようやく意味のある情報発信に近づいてきたかな?と思っているので、やってきたこと振り返ります。

1.ロールモデル登場!

突如身近にSNSのロールモデルとも言える人が現れました!
2020年にタザワコサウナという水深日本一の田沢湖を水風呂に見立てたフィンランド式サウナをオープンした八嶋さん。

彼のインスタ運用術が何よりも僕の教科書になりました!

映える写真や文章構成はもちろんですが、「行ってみたい!」「うわ、これやれたら最高だな!」と視聴者に思わせる演出一つ一つが勉強になりました。

彼の投稿を見ては自分なりに分析し、見よう見まねでトライ&エラーを繰り返しました。

2.僕たちの優位性を一から見直してみた


ここで僕は僕たちの会社の優位性を一から見直してみました。

そして、その優位な部分をSNSで共有したとしてどこの誰が一番喜んでくれるのかをかなり考えました。

僕たち旅行会社は仙北市の観光については誰よりも情報を持っています。

田沢湖のアウトドア、角館の歴史文化体験、各地の温泉情報、桜や紅葉の見頃、おいしい飲食店、ディープスポット、お土産店、農繁期や渓流釣り、山登り、神社仏閣、伝説 などなど

田沢湖と電動キックボード

どこよりも密度の濃い情報を発信し、見る人がここのアカウントに飛べば遊びの情報はなんでも手に入るわ。
という状態にできれば結果もついてくるのではないかと思い、投稿の質を変えてみました。

質を変えての投稿

すると結果は割とすぐに出てきてました。
運用の質を変えたのは今年の1月。

そこから約3カ月でフォロワーは260人増。
リーチしたアカウントは3カ月で8.2万人。

とかなりいい水準で伸びています。

僕たちのアカウントはこれからも進化していくので、秋田の質の高い旅行情報をお求めの人はぜひこの機会にチェックしてください!

3.一番の優位性は僕だった!?


最近実は一番の優位性はこの情報の質ではなく、もしかして僕なんじゃないかなと思うようになりました。

旅行会社として積み重ねてきた情報を秋田県民ではなく、秋田から一番遠い沖縄県民が伝えるという構図。

実際試しに沖縄県民が驚いた「雪」関連単語集という投稿をしたところ今までの投稿で2番目にリーチが伸びました。

僕を前面に出して、沖縄県民が案内する秋田観光というコンテンツがもしウケそうなら今後シリーズ化してみます。

4.どこの誰にどんな行動をしてほしいか


仙北市の質のある観光情報を誰に届けるか。

僕たちはまずこれを秋田県民の旅行にアクティブな層に届けたい。

コロナも相まって、県内観光の需要はまだ掘り起こせると思っていますし、需要に対して供給もまだ少ないと感じています。

去年最も秋田県内のお客さんで賑わった田沢湖のSUP

僕たちのアカウントを見た結果、秋田県民が仙北市に遊びに来て、彼らがまた発信源となって次の人たちに繋いでいく。

そんな連鎖を作っていければと思います。

さて、方向性が定まったところで、次の課題はどう時間を作って投稿を継続していくか。ですね!




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