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骨と筋肉のテーマ「私は何のために行動するのか?」

 地球上の生物は脊椎(背骨)のある生物とそうでない生物に大きく分けられます。脊椎動物はしっかりとした骨格系と筋系を持ち、地上や水中で力強く活動することができる生物です。反対に無脊椎動物は柔らかく柔軟性に富んだ体を使って厳しい自然環境を生き抜いています。

 生物の体はその生物特有の行動パターンや生き抜くための戦略に必要な要素を備えています。
 なぜ私たち人間はこの星において脊椎動物として生まれたのか?
私たちの行動を観察してみれば、人間の体に無駄な所は一つも無く、地上においてヒトとして最適な構造になっていることがわかります。

 全ては意図が始めにあり、そこからデザインが生まれ、創造が始まります。

 ヒトはこの惑星において公に確認できる中では唯一の二足歩行をする生命体です。知性があり、様々な複雑な動きに対応でき、言葉を使った複雑なコミュニケーションが可能で有り、本能とは別に人生を充実させるために芸術など本能ではない部分で多くの時間を創造的に楽しむことができます。 

 そして地上において最も苦悩と病気に悩まされて生きている生物です。
 
太古の祖先に比べて、衛生的で便利な生活をしているのに、人間はいつも何かを失うことを恐れています。収入を失うこと、財産を失うこと、若さや健康を失うことをとても恐れています。そしてそのために働いたり、お金を儲けようとしたり、保険に加入したり、サプリメントやエステや筋トレにお金をかけます。
 でも、野生の生き物たちはそんなことはしません。彼らは野生の中で生きている限り、美しい体と生き方を貫きます。 

 一方、私たちは他人の評価や他人との差異を気にして、時に自分を恥じたり、足りないと感じたりしながら自分でストレスを作り出し、苦しみます。
 
 骨と筋肉のテーマは「私は何のために行動するのか?」です。

 宇宙の創造の中で、地球という惑星のなかでこの素晴らしい肉体を得て生きている事に偶然はありません。全て意味があります。

 骨と筋肉における問題を考える時、構造上の問題だけでなく人間の持つ心と精神による影響をよく考える必要があります。時に人間以外の動物たちも孤独や悲しみ、ストレスによって弱ることがあります。この授業ではよく他の生物との比較を出しますが、人間としての視点だけにフォーカスしてしまうと人間である自分が地球に生きている同じ仲間の生命体であることを忘れてしまいます。
 私たちの体は地球で生きていくために必要な構造になっています。ヒトもその他のすべての生物もみな、この地球で生きていくために必要な体を持っています。

 そして適した環境を離れてしまうと、どのような生物も弱ります。時にはすぐに死んでしまいます。
 私たちは人間としてどこに、そしてどのように生きていくのが一番良いのでしょうか?

 骨と筋肉のテーマはまさにここにあります。
 あなたに与えられている骨と筋肉を使って、あなたは何をして生きていますか?
 骨と筋肉は私たちが生きるため、行動するため、創造するために与えられています。骨と筋肉はケア次第で一生使うことができます。骨と筋肉を健康に保ち、最後まで創造的に人生を生きていきましょう!

Anatomical Spiritual Therapyテキストより抜粋


2023年7月9日に筋・骨格系をテーマに講座を開催します。
詳細はこちらのリンクをご覧ください。

https://www.reservestock.jp/page/consecutive_events/26405


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