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帰省の寂しさは慣れない

実家に帰省するたびに、家族とまた別れないといけない時間がやってくる。
説明できない切なさや寂しさで胸がいっぱいになる瞬間。
あれほど、寂しさを感じる時間はない。
子どもの頃は永遠だと思っていた、家族で過ごす時間。
気づけば親元を離れ遠くで、生活をしている。

母の変わらぬ雰囲気に、ほっとし
父の不器用な姿にもどこか愛嬌があり
甥っ子が僕の名前を何度も呼んでくれることに嬉しさを覚えて、
僕はまた、戦いに行く。

時に家族と同じ場所で同じ感情を共有できない事を寂しく思うこともある。
しかし、それはまた地元の方に再就職した時の楽しみに取っておく。
 
地元に帰ると必ずランニングをする。
慣れ親しんだ地元の空気や匂いに、
心から安堵し、此処は自分の拠り所である事を
教えてくれる。
感謝で心が満たされていく。
いろいろな思い出に浸りながらゆっくりと走る。

僕は地元に帰ると、
無気力感に襲われることがある。
なぜだろう。と考えた時に
安心感からやってくるものだと理解する。

住む場所はそこまで重要ではない。
そこで誰と何をするかが僕は大事だと思う。
田舎だから何もできないなんて言い訳にしかならない。
田舎でも、何か変わるきっかけを与えられる人でありたい。

家族にたくさんの恩返しをしたい。
何ができるだろう。
家族には、僕が頑張ってる姿をたくさん見せてあげたい。
心から幸せだという事を見てほしい。
そして家族にも幸せであって欲しい。
それがいつまでも続いて欲しい。

いつも以上に連絡を取ることを意識しよう。
息子からの近況報告を嫌がる親なんていない。
遠くに居ても、出来ることはある。

これは依存ではない。
強い親子の関係。
そんな存在が僕にはいることが、更に僕を強くしてくれる。

どうか、いつまでも身体を壊さずに健やかに過ごして欲しい。

また近々帰ります。
成長して。

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