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大忙しの福岡県旅行記 その1

相も変わらず、僅かな休日を使い全国を走り回っている。
朝早くに仕事を終えてダッシュで帰宅。5分で着替えて、用意したリュックを背負いショルダーバッグを手に家を出る。
と、まあ、それもあとひと月で終わるのだが。

認知症も始まっているし、と、旅には手帳必須!
それからGoogleマップに感謝。

旅好きなのに飛行機がダメな私。ということで、北海道も四国も九州も鉄道と船だ。
新横浜駅からのぞみに。
名前の響きはカッコイイのだが、新横浜駅って実は田舎で少し前までは不便だったのだ。東京、京都、名古屋、博多、仙台、などのように主要駅に新幹線が停まらない。まあ、新大阪駅もそうなんだろうが。地元民ならわかるのだが、田舎だ。
横浜駅からは八王子駅に行く横浜線でコトコトと。市営地下鉄もあるか。

だが、しかあし!
昭和の時代には、新幹線の音がうるさい、急行が停まらないし、の相鉄線・西谷駅。少し前に随分と便利になったもんじゃあないか。
こちらの方が新横浜駅には速いのだ。


ああ、亡くなった伯父、伯母の生前に運行していたら・・・と、墓前に手を合わせる私。

よし!相鉄線で新横浜駅まで行くか。と計画したのだが、何故か、ここで動物的な感が冴え、国鉄を選択。
何処だかの駅で人身事故で電車の遅れ。相鉄新横浜線を選択していたら新幹線に間に合わなかっただろう。

新横浜駅ホーム。のぞみ10時31分の博多行き。間に合ったーー。

のぞみは、ゆったりとした造りだ。あえて、重い荷物を隣の人に声掛けして網棚に置くよりも足元に置いた方がいいくらいだ。
博多まで4時間半。博多駅からの行動に備え、食事、トイレ、読書と時間を有効に。ああ、忙しいオバサンや。


新幹線は15:10に到着。太宰府行きのバスの発車時刻は15:10。
初めての九州・博多。とにかく博多駅をバスセンター目指して走る!
ああ、間に合たーー。新幹線の中で何度もトイレに行って良かったわ。

そして、私の事前検索の未熟さ故?か!博多駅→博多空港→高速道路に入り太宰府駅までノンストップ。と思い込んでいたのだが、あれあれ?
太宰府に入ったとたん、各所に停まる?
ということで、最初に訪れたのは観世音寺。

詳しくは、こちらに。

続いて、隣にある戒壇院に。


詳しくは、こちらに。

かつては、観世音寺と一体だった日吉神社。

朝日地蔵堂。
横岳山崇福寺の開基湛慧(たんえ)禅師のお墓で亡くなった地でもある。自然石を祀ってあり参拝者が多い。
言い伝えによると、今から750年ほど前の鎌倉時代のこと、観世音寺では正月に鬼(疫病や疫神)を払う行事が行われ、その日前を通りかかった人を捕えて鬼とした。たまたま湛慧が通りかかって鬼に仕立てられ、煙でくすべ立てられた。湛慧は僧の身でありながら鬼にされ辱めを受けたことを嘆き悲しみ、ここに横穴を掘って入り、読経しながら成仏した。そこで人々は亡骸を手厚く葬り、お地蔵様を祀って供養したという。

と、Googleマップを頼りに、太宰府天満宮まで歩くのであった。

もう夕方遅いというのに、あまりの観光客の多さに写真撮影は殆どムリであった。私の信念として、他人や車のナンバーを写したくないのである。
それから、日本語話す人私だけ?みたいな、ある種のカルチャーショック。があった。
これを言ったら失礼かもしれないが、京都の伏見稲荷大社に行った時と同じ感想を抱いた。
あまりにも観光化し過ぎていて、インスタ映えだの何だの、本来の意味を失っているのではないか?
申し訳ない。菅原道真公ファンで行ったのだが、御朱印帳を購入した時のスタッフは、「伊勢神宮参拝してください」「最初のページは伊勢神宮の御朱印用です」と何回も言うのであった。
確かに、そうなのだろうが、伊勢神宮の御朱印受付の混雑と言ったら。。。他にもいくつかの神社で同じ事を言われているし、伊勢神宮オリジナルの御朱印帳を求めたいのだ。
あくまでも、菅原道真公推し!であってほしかった。
東京の湯島天満宮、全国各地にある天満宮の方が落ち着くし、観るべきものが多かった。他の天満宮では中心にあった梅の木がここではわからなかったのだ。
あくまでも個人の意見である。申し訳ございません。

もう夕方の6時近くになる。あとは、西鉄太宰府駅から電車で宿に向かうばかり。
と、ここで突然気づいた。
傘がないやーーーーん。
横浜から折り畳みではない大きな傘を持って新幹線にも乗り、バスにも乗ってきたというのに。。。

こちらの受付にある傘置場に忘れてきたのだ。
どうする?明日は雨になりそうな九州。徒歩20分、往復40分。取りに戻るか?買うか?
太宰府天満宮から西鉄太宰府駅までの参道を悩むも、
「歩き疲れた。お腹空いた。汗臭い。早く宿で身体洗いたい。温泉に浸かりたい」
これ以外なかった。

ということで、参道の土産店で折り畳み傘を購入。
天満宮っぽい梅の花の柄のオシャレなものであった。


西鉄太宰府駅から予約していた二日市温泉に向かうのであった。

お独り様宿泊、連泊は構いませんが、夕食は提供できません。何故か、福岡県内の宿を探しまくったが、夕食有りの宿がみつからなかったのだ。
取り合えず、宿の部屋で何か食べる為に買わなくては・・・
西鉄二日市駅。そこにあったのはイオンモール。


駅の改札前で便利すぎるうう。
総菜売り場を歩きながら、「いつものお独り様ご飯じゃあないかあ!」とツッコミするも、飲み物を沢山買って。ああああ、リュックとショルダーに沢山入れてあったはずのレジ袋が見つからない。(帰宅後に大量に発見。なんて日だ!)
イオンモールがある東口タクシー乗り場に。
タクシーは当然ながら停まっていない。タクシー会社に電話する事、3回。結局、来ないから時間の無駄!と歩くか。と西口に。

ちょ、ちょっと待ってくれえええ。西口にはタクシーが何台も待機してるやないかああ。
ついでに、バスもある。
タクシーに乗るまでもなく、目的地の宿の前までの路線バスがあと数分後にあるうう!
路線バス好きにはたまらない。
ついでに、翌朝のバスの時刻を確認と。

さあ、到着。真っ暗過ぎる・・・

初めは博多駅周辺のホテルを考えていたのだが、高いのと落ち着かなそうなのと、どうせならと、福岡県内の温泉地を探す。
すると、太宰府天満宮から近い場所にあったのが二日市温泉だ。

二日市温泉入口に建つ鳥居は、太宰府天満宮のものだ。どれだけ近いかわかるだろうか。
なんでも万葉集の時代からの湯治場らしく、歴史ある温泉場らしい。


宿の部屋で、イオンモールの総菜と太宰府天満宮参道で購入した梅が枝餅をぱくつく。ああ、ここのお湯。本当に最高。外国人観光客はいないし。
翌日、利用したタクシー運転手さんの話だと、昔は温泉宿がいくつもあったらしいのだが、かなり潰れてしまったとか。温泉つき有料老人ホームなどに変わったり、と。ひなびた温泉街なのだ。

こちらも施設自体は旧い。けれども、温泉自体は質が良く、ゆったりと温泉を楽しみたい、旅の疲れを癒したい人にはお勧めする。疲れも取れ、夜早くに寝てしまったのであった。



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