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志村流~読書記録398~

志村流 志村けん 2005年

「好きな道一筋で、ここまで来られたのだから、けっこう幸せだったと思う」
「吐きそうなくらいつらかったことや悲しかったこと、悔しかったこともたくさんあった。
でも、最後は自分しかいない、最後の頼りは自分だけ、という信念みたいなものがあったからこそ、
何とか頑張ってこられたのかもしれない」
―――――――はじめに抜粋

◆一生を一日二十四時間で考えたら
◆準備こそ全力投球
◆二等賞がホントの一等賞
◆考える前に、まずマネしてみる
◆偉大なるマンネリはスタンダードになる
天才なのに超努力家。これが「志村けん」という生き方。

今は亡き志村けんさんは、超一流の芸人だったと思う。
この本にあるのは、二番手でいいという姿勢だ。
そういえば、お笑いビッグ3などと言われているのが、ビートたけしさん、タモリさん、明石家さんまさんだ。

芸人の志村けん。それから素の時の志村康徳。全く違う。それだけプロ魂があるのだろう。

つまりオレは、自身が自分の番組で目立つよりも、ゲストの人をいかに目立たせるかを考えるんだな。気持ちよく帰ってもらいたいもん。そしたら、また次も気持ちよく来てくれるだろうし。そのためにも、まずは礼儀だよね。やはり芸能界というよりも、人間社会のルールということを、第一に考えるよね。(本書より)

常識人で礼儀正しい人。プロ意識の努力家。
この本からそれが伝わってきた。
本当に惜しい人を亡くしたなと思う。
当時、仕方なかったにしても火葬場に家族が入れなかったというのは酷い話だなと思うのであった。
今年は東村山にあるお墓にお参りに行きたいと思う。


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