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漢方薬をあつらえる

芍薬堂で漢方を飲みたいとなったら
漢方相談でじっくり話を聞いて
そこから皆さんのために必要な漢方を組み立てます。

こういうスタイルを説明するのに
今までは

体質にぴったり合わせて漢方薬を調合します
とか

オーダーメイド漢方
とか

そんなふうに言っていたんだけど


この間ふと、

【あつらえる】

っていう日本語がぴったりだなあと思いつきました。


あつらえるとは

あつらえる【える】
(他動詞) 注文して作ってもらう。
(古用法) 頼み求める自分の思うがままにさせる。

https://ja.wiktionary.org/wiki/あつらえる


あつらえるとは
人に頼んで作ってもらう

っていうシンプルな意味ではあるんだけど

すごく日本語の奥ゆかしさを感じるというか。

その人のことを想いながら
じっくりと時間をかけ
その方が今必要としているものを作り上げる

すごくね、愛がこもってるものができあがる感じがする。


なんだかね
私の漢方相談にかける思いが
この一語に表されている気がして
なんというか、感動のようなものを覚えました。


芍薬堂はただ売る場所ではありません。
売るだけだったら薬剤師なんかいらないじゃない?
ネットにいっぱい情報が載ってるんだし。
買う側もネットで買った方が手軽だし。

だけどね、
とりわけ漢方の場合は
そういった巷にある情報だけでは
どうしても対応できないことがある。


漢方の専門家だからこそ気づく体のサインもあるし
現代人は年々複雑になってきてるのもあって
これまでまかり通ってきた教科書的な漢方の知識だけでは
どうにも太刀打ちできないことが増えてきています。
(特にワクを打った方なんかは顕著な気がします)


だからこの
何でも便利で
何をするにも手間のかからない時代に

あえて時間をかけてじっくりお話を聞き
漢方薬をあつらえていくのです。


そんなスタイルをこれからも続けていきます。


芍薬堂の漢方相談についてはこちら⬇️

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