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生理前のイライラは気合いでコントロールできるものではない

皆さんはこの数字をご存知でしょうか?

『女性特有の健康課題による労働損失等の経済損失は、社会全体で約3.4兆円と推計される。』

これは経済産業省が今年の2月に出したデータなのですが

女性が月経随伴症(生理痛やPMS)、更年期症状、婦人科がん、不妊治療などで欠勤やパフォーマンスが低下してしまった結果、これだけの経済損失があるという数字です。


このデータに関して
たくさん伝えたいことがありますが

今日はこの中の、月経随伴症状のPMSについてお話ししたいと思います。


芍薬堂のブログの中でももう何度も出てきている
PMSの話。

PMSとは
月経前3〜10日の黄体期に続く精神的あるいは身体的症状で、月経発来と共に減退ないしは消失するものをいう
(病気が見えるvol.9 婦人科・乳腺外科より)



症状は
・イライラ
・怒りっぽい
・抑うつ感
・乳房痛
・頭痛
・顔や四肢のむくみ
などなど。




他の病気との鑑別は

生理が来たら症状がなくなるかどうか?
です。


この中でもPMSの症状として象徴的なのは
イライラや憂うつ感ではないかと思いますが

これね
経験したことのある人じゃないと
本当の辛さってわからないんじゃないかなと思う。


いやいや
当たられた方が辛いでしょ?
って思うかもしれないけど

PMSの症状が出てる時って
自分ではどうやったってイライラとか抑うつ感を抑えることができないんです。


こんなふうになってはダメだ!!

って思えば思うほど
理想の自分からは遠ざかっていき

周りに当たり散らしてしまった罪悪感と
エネルギーを使い果たした疲労感が残る。


先日、PMSの漢方相談の中で
ご主人から
「怒りを自制しろ」
(もっと優しい言い方だったと思いますが)
と言われたという話を聞きました。

ほんとね、
一言いいっすか?


そんなことができたらとっくにやってるっつーの。


PMSのイライラは
自分でコントロールできるものではないんですよ。
体のアンバランスのせいで
自動的にイライラを引き起こしてる状態なんです。

意図的にやっているものではないんです。


だからこんなふうに言われると
女性はもっと苦しみます。


私も学生の頃はPMSがひどくて
周りからは人格変わるよね
ってよく言われてました。

そんな人にはなりたくないのに
どうしようもできない自分に嫌気がさして
自己肯定感ダダ下がり・・・

みたいな。


だからこそPMSで悩んでる方に伝えたい。

PMSには漢方が良いです。

あ、一つ付け加えるなら
私が出す漢方なら99%以上の人が良くなります。
(※今まで良くならなかった人はいないけど100%っていうとなんか逆に怪しく聞こえるので笑)


時々、ピルはどうですか?
って聞かれるんですが

ピルは確かに症状が落ち着きますが
やめると元に戻る方が多いです。

なぜかって
PMSの症状が出ているのは
ある体質が原因だから。

ピルで表面的に良くなったとしても
原因が解決されたわけじゃないので
また症状が出てしまいます。

なので、体質をしっかり整えることが大切です。


PMSの症状の重さにもよりますが
大体半年くらい経てば症状も落ち着いて

そのうち漢方がなくても落ち着いた生活を送ることが
できるようになります。


先に言っておきますが
うちでの漢方は安くはないです。

なぜならば
質の良いものを使っている
というのと
PMSにはある特殊な漢方が必要だからです。

でもそのおかげで結果は上記の通りです。


だからと言って
市販の漢方でやるのを止めるつもりはありません。

でも市販薬では良くならなかった
とか
ピルは抵抗がある
とか
病院で漢方を出されたけど変わらなかった

ということがあったら
一度うちの漢方を試してほしいなと思います。

諦めないで。



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