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第6回 よくある症状を英語で言うと/ 鍼灸師のための必須英語表現

英語総合即戦学校 責任者・講師 鈴木将樹

積聚会通信No.96 2020年1月号 掲載

さて、今回は症状を表す名詞を見ていきます。患者さんがよく訴えてくる症状を中心に見ていきましょう。
 
風邪の諸症状から見ていきましょう。まずは、咳ですが、これは cough と言います。読み方はカフとなるので気をつけましょう。鼻水は runny nose です。runnyは「走る」の runから来ていますので、鼻から走る水と思って覚えるといいと思います。高熱は fever です。日本語でもカタカナでフィーバーという言葉がありますが、英語では高熱という意味になりますので注意してください。Temperature を使うケースもあります。Temperature は元々、温度という意味ですが、普通より高い体温という意味でも使います。

慢性的なものだと、まずは肩凝りですね。凝り固まっているという意味の stiff という単語があり、これを使うと表現できます。面白いのは、英語では stiff neck というところです。肩は shoulder ですが、外人の感覚だと肩ではなく首が凝り固まっている感じを受けるようですね。他に持病的なものだと偏頭痛もありますが、これは migraine と言います。発音はマイグレインとなるので注意してください。

次は便秘です。これは constipation と言います。逆に下痢だと diarrhea です。下痢はダイアリーアという感じで発音します。ちなみに症状や病気の名前だと -ea や -ia で終わるものが結構あります。Anemia で貧血、leukemia で白血病、insomnia で不眠症といった具合です。

日常的な症状だと女性特有の生理痛というのもよく聞きますね。これは cramps と言います。cramp 自体は痙攣という意味で、複数形で使うことで生理痛の意味になります。外国人では、PMS(月経前症候群)を訴える人もいます。PMSという略語があるぐらいなので、かなりよくある症状なのでしょうね。

続いては端息ですが、こちらは発音に注意しましょう。asthma と言います。アズマと読みます。東さんは端息、と語呂合わせで覚えてもいいでしょう。
 
今日出てきたものは名詞なので、使う時には I have a stiff neck のように haveと使います。 Patient に尋ねる時には Do you have a stiff neck? になります。