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アポスティーユの取り方

フィリピンのプライベートスクールがどこもそうなのかは知りませんが、私が入学申し込みをしたNSE(The Newtown School of Excellence)は、必要書類を英語翻訳し、アポスティーユをとるようにということでした。

アポスティーユとは

アポスティーユは,日本の官公署,自治体等が発行する公文書に対する外務省の証明のこと。(外務省HPより)

私がネットで色々アポスティーユとはなんぞや?ということを調べましたが、全く意味がわかりませんでした。
取得後ようやく意味が分かりましたが、簡単に言うと、この書類は、それなりの機関が証明した本物の書類ですよ!ということと私は理解しています。
要は、本物の卒業証明書ですよ!成績ですよ!ということなんですが、世界では、うその卒業証明書を提出するということが多く起こっているのか!と驚きました。
そして、同時にフィリピンの小学校に転校?入学?するのに、幼稚園の卒業証明書や日本の学校の成績表にアポスティーユがいるのかも疑問が残りましたが、まあそんなことを思っていても提出しなければいけないものはいけないので、取得しました。

アポスティーユを取るステップ

そして、外務省のアポスティーユのこのページを読んで、フィリピンの学校に提出する書類を外務省に送ったら無料でアポスティーユがとれると勝手に思って余裕をぶっこいていた私。念のため電話で問い合わせたら、とんだ勘違いだったので、こちらに残しておきます。

このページに流れが書いてありますが、これを読んでも意味がわかりませんでした。(私の理解力不足。)

ステップ1:必要書類を幼稚園、小学校でとる(私の場合は小学生2人と3歳で、小学生のみ必要な書類がありました。内容は、幼稚園卒園証明書+小学校成績証明書)

 
 ここでも、トラブル。
 2人の子供が通っていたのは私立幼稚園。なので、先生にお願いしたらすぐに作ってくださいました。ありがたい。
 しかし、小学校はなかなかでした。実は、上の娘は2年生の1学期まで公立の小学校に通っていましたが、2学期以降インターナショナルスクールに転校しました。しかし、籍は公立に置かせておいてもらっています。(日本人が国内インターに通う場合はこうしないといけないそうです。)そして書類を集めていた時期は4年生。2番目の子供も籍は公立小学校に置かせていただいていますが、インターに1年生の最初から通っています。
なので、一番目の子供の1年生~2年生1学期までの成績証明書は、公立の小学校にお願いし、それ以降と2番目の子供の成績証明書は現在通っているインターにお願いしました。
 現在通っているインターの成績証明書は学校から英語ですぐに出していただけました!ありがたい。
 しかし、公立小学校の成績証明書は結局出してもらえませんでした。出していただいたのは、その時点で2人がこの公立小学校に在籍しています。という書類一枚でした。私たちが住んでいるのは地方の田舎なので、前例がないらしく、やりとりも何度もさせていただいたのですが、出せないという結論でした。
 この時点で、NSEとのやりとりでもやもやしていた私は、日本もかい!ともやもやがつのる時期でした。

ステップ2:全てを英訳する

 インターからのスクールレポートは英語だったので、卒園証明書を自分で英訳しました。

ステップ3:公証役場で公証人の印鑑をもらう

 公証役場?公証人?なんの印鑑が必要なんだろう?
 なんの目的で何が必要なのか?手探りで進めていくので、役所の方から色々質問されても、こっちが聞きたい!教えて!状態でした。なので、ここに残しておこうと思います。
 
公証役場に行く目的
その書類が、私がそれぞれの機関(幼稚園、小学校)に作っていただいた原本で嘘偽りがないものだということを公証人に証明してもらうため。

公証役場について
人生で初めて聞いた言葉。てっきり市役所にあるとばかり思って市役所に問い合わせたら、管轄外でした。そして公証役場なんて言葉を聞いたことがなかったので、田舎の町にはあるまい!と思ったら、あった~~~!!なんと全国で約300か所。よく通る道のビルに公証役場が入っていた。(市役所にまとめてはくれないのか。知らないだけでこんな公的機関があったのね、しかもこんなにも多く。)
 早速、町の公証役場に電話で問い合わせ。話しが通じませんでした。前例がないとのこと。小学校でのやりとりでも時間もかかったし、前例がなくて時間がかかるところは辞めよう!と隣の大きな市の公証役場に問い合わせ。
電話対応もお話しもスムーズに行きました。

オススメ:できるだけ都会の過去実績がある公証役場に行く!

公証役場での流れ

自分で宣誓書を予め用意し、公証役場に問い合わせ。成績証明書のアポスティーユがほしいと予約を取る。

身分証明書を提出し、受付。
公証役場で公証人の前で宣誓書にサイン。

公証人のサインと印鑑+書類全体に押印してもらう。

現金でお支払い。
私は2人分別々にとったので合計23,000円でした。(高っ!!!目の前で見届けただけじゃん!と心の声を殺しながらお支払い。)


ステップ4:法務局に行く

公証人に印鑑をもらった書類を持って、法務局に行く。

目的:公証人の押した印鑑が本物という証明をしてもらうための書類と印鑑をもらうため。

こちらは無料でした。(また数万円かかるのかと思ってハラハラした!)

ステップ5:外務省に郵送で書類を送る

送る際に必要な申請書はこちらから
(アポスティーユ申請書(APOSTILLE)のところにあります。)

晴れてアポスティーユゲット!!

1週間ぐらいで返送がありました。


まとめ:①必要書類を準備する
    ②英訳する
    ③公証役場で公証人に印鑑を押してもらう
    ④法務局で印鑑をもらう
    ⑤外務省に郵送または窓口で書類を提出する

アポスティーユ取得時は、フィリピンのプライベートスクールとのやりとりでもやもやしていた時期でもあったので、このアポスティーユのステップの多さにまたもやもやが募りました。
公証役場行ってまた違う場所の法務局に行かないといけないの?
マイナンバー制度はどこにいった?
アポとりと印鑑を押してもらう作業と書類を作る日々。もっと簡素化できないの?
公証役場って300もいるんかい?全然仕事してない人らいるよ!と家でぼやきまくっていたのを今思い出した。今後のマイナンバー制度に期待しよう。

この時期は初めてのことだらけで何もかもスムーズにいかなくて若干辟易としていましたが、海外に行くということはまあこんなものと割り切ってやるべきことをこなしていく感じでした。








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