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社会の広告社

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(株)社会の広告社での仕事のこと、社会課題のこと、広告のことなど色々と発信していきます。
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#NGO

商業広告はやらない、社会テーマ専門でやりますって、よくそんなワガママが通りましたね?

(前回からのつづき) 妻「前回は、以前勤めていた会社(博報堂)で「民間企業の広告は一切やりません!社会テーマの広告専門でいかせてもらいます」というスタンスで仕事をしていたというお話をききましたが、一般の民間企業でそんなワガママが通るのですか! ?」 夫「いやー、ほんとにありがたいことだったと思います。でも、今までほんとにたくさんの企業の広告をつくってきました。その時代時代の旬なタレントさんを起用してキャンペーンをつくっていく、そんな刺激的な毎日を過ごしてきました。とても面白

そもそも博報堂を辞める必要はあったんですか?辞めなくても社会派クリエイターはできたのでは?#2

妻「前回は、3.11の東日本大震災をきっかけにクリエイターとしての方向性が大きく変わったというお話でした。具体的には、被災地で支援団体を支援するCM制作を始め、その活動の中で、被災地だけにとどまらない社会全体の課題が多数あることに気づいた、というところまで聞きました。 その後、どうなったのですか。」 夫「はい。東北の被災地で日本全体の社会課題に気づいたことと、もうひとつ自分を変えたきっかけとなったのが、福島原発の事故のことでした。   僕は、新人コピーライターだった時から

そもそも博報堂を辞める必要はあったんですか?辞めなくても社会派クリエイターはできたのでは?#1

はじめまして。(株)社会の広告社の経理担当の妻です。私は結婚するまではテレビディレクターをしていました。某局のニュース・経済などの番組を制作していたのです。その後、夫(山田英治)と結婚し、子供ができてからは十数年、専業主婦をしていたのですが、子供たちが小学校に上がって高学年になる頃から、テレビの仕事に復帰しました。そんな中で、昨年突然、夫が長年勤めた広告代理店を辞めて、独立するということで、私もそれを機にテレビの仕事をやめ、夫とともに広告会社を経営することになりました。し