#63 日本で一番高い山は?

日本で一番高い山は言わずと知れた「富士山」である。標高は3776m。
2位が南アルプスの北岳で3193m、3位が同率で、南アルプスの間ノ岳(あいのだけ)と北アルプスの奥穂高岳(おくほたかだけ)の3190mとなっている。

富士山が1位なのは日本国民なら誰でも知っているが、かつて1番が富士山ではなかった時代があった。代わりに1位となっていたのが、台湾の中央部に位置する「玉山(ぎょくざん)」である。
台湾は1895年に日清戦争で日本が勝利してから1945年に第二次世界大戦で日本が敗北するまでの間日本の統治下となった。その間は「玉山」が日本で1番高い山だったのである。また、台湾には標高が3886mの「雪山(せつざん)」もあった。

明治天皇は玉山を「新しい高い山」という意味の「新高山(にいたかやま)」と名付けた。雪山はのちの昭和天皇によって、「次に高い山」という意味の「次高山(つぎたかやま)」と名付けられた。

参考


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