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SHADOWTIMES

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港千尋+勝又公仁彦フォトメールマガジン
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2014年6月の記事一覧

SHADOWTIMES 2013/02/14 Vol.14

SHADOWTIMES 2013/02/14 Vol.14

《shadowtimes》 Post.7
「モクテズマ・デー」港千尋中国や台湾では春節の休みがつづく今日、世界中でさまざまなプレゼントが贈られる。花束、クッキーそしてなんといってもチョコレートだが、やはり日本における売り上げはダントツらしい。
中南米原産のカカオ豆をヨーロッパに持ってきたのはスペインで、これを大衆に広めたのはフランスだが、これらカトリック国でさえ、聖バレンタインとチョコレートの直接

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SHADOWTIMES 2013/02/07 Vol.13

SHADOWTIMES 2013/02/07 Vol.13

《Days and Lights》
Post.6「二つの白い嶺」 勝又公仁彦前回、雷(Lightning)に打たれるような経験を、悟り(エンライトメント)を多少関連づけて書いた。悟りと言えばインド起源の宗教を中心に使われる言葉だが、本誌1号で禅堂の写真を少しご紹介した。また、前回の5号の《shadowrecomendes》でご紹介した佐久間さんには禅僧仙がいの○△□図にインスパイアされた作品シリー

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SHADOWTIMES 2013/01/31 Vol.12

SHADOWTIMES 2013/01/31 Vol.12

《shadowtimes》 Post.6
「ドン・マヌエルとわたし」港千尋東松照明さんの死を知って、もうしばらくたつのに、まだ言葉にすることができない。次から次へといろいろなことが思い出されてしまい、整理がつくにはまだ時間がかかるだろう。
その写真について書いたことは一度やニ度ではないけれど、いまは別の言葉が出てくるのを少し待とうかと思っている。雪がとけたあと、花の咲くころになるかもしれない。

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SHADOWTIMES 2013/01/24 Vol.10

SHADOWTIMES 2013/01/24 Vol.10

《Days and Lights》Post.5
「Lightning」 勝又公仁彦私の興味の一端に、実力や才能がありながら同時代には理解されなかった人や後世での影響力に比べると生前低い評価しか与えられていなかった人たち、あるいは栄耀栄華を極めながら突如失意の晩年や非業の死に至った人たちに対するものがある。別にリスト化しているわけではないが、ふとそういった人たちの作品や業績に触れるたびに心の片隅にそ

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