政府からラスクが届いたら
今日、ふと思いました。
マスクvsラスク
アナウンサー『この度政府から、全国の世帯に向けて2枚の布製マスクを配布することが発表されました。』
ひらい『お、まじか!これは嬉しいな!』
ピーンポーン。政府からお届けものでーす。
早速届いたようだ。私は箱の中を開封した。
ガサガサ ガサガサ ・・・ !?
中にはラスクが入っていた。
私は想いを巡らせる。
『マスクとラスク。政府はそんな間違いをするだろうか。政府から私に対して何かメッセージが込められているのではないか。』
メッセージを読み取るため、私はそのラスクを口に入れた。
『あぁああん、なにこのサクサク感!噛み砕いた瞬間の甲高く、それでいて上品な音は生きとし生けるものを目醒めさせるものだわ。そして芳醇なバターの香りが口いっぱいに広がり、私の頬を徐々に緩ませる。なんて破壊力のあるラスクなのかしら。こんなものが家に配布されたら自粛せざるを得ないじゃない!』
配布されたラスクは私の人格までも変えた。
政府からラスクに込められたメッセージはこうだった。
『おいしいラスクを食べて、自粛しろ。』
私はそれ以降、家から出ることは一度もなかった。
最後に、
マスクは菌を防ぐもの。
ラスクは外出を防ぐもの。
根本から防ぐラスクを私は支持している。
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