稽古日誌(2019/11/14)「ハスキームーンとミルクティー」

稽古日誌を書こうと思った理由

はてさて、これから稽古日誌なるものを書いていこうと思うのだが、最初に確認しておきたいことがある。

それは、これが何の稽古日誌なのかということである。

結論から言えば、福井県福井市を中心に活動している劇団幻像団のクリスマス公演「ハスキームーンとミルクティー」の稽古日誌である。

そしてありがたいことにこの僕は、今回の公演で初めて役をいただいた。「初めて」というのも僕自身、今年の夏から劇団幻像団に入団した新入団員だからである。入団のきっかけや理由は、書けば長くなるというやつなので今回は割愛させていただく。

話は戻って、今回が僕にとって初めての役ということになるのだが、僕自身演劇に関して言えばずぶの素人である。(ただ本当のことを言うと小学生の時に一度だけ舞台に立ったことがあるが、公演の最初と最後に少し出していただいただけで本格的に演劇をやるのは実質初めてである)

なんだかんだで昔から演劇には興味があったものの、いざ自分が演技をするとなると右も左もわからない。何をどうしてこうしていいのかもわからない。本当にわからないことだらけだ。

そう、つまり僕は、わからないからこそ稽古日誌を書こうと思ったのである。

わからないからこそ、わかることがあると思ったのである。

うん、何を言っているのか正直自分でも不明瞭だが、おそらく今の自分が感じていること、そしてこれから感じていくこと、学んでいくことというのは、僕にとってすごく大事なことな気がする。確かな確証はないけれど直感的に僕の中の僕がそう言っている。そんな、中二病な一面を発揮しながらも稽古日誌を書いていこうと思う。


と、まぁそんなわけで12月末の公演に向けて10月初旬から現在進行形で稽古をしているわけだが、いかんせんこれを書こうと思ったのが11月14日の稽古後であるから稽古途中からの稽古日誌となることをご容赦いただきたい。


稽古日誌(2019/11/14)

前置きが少し長くなってしまったが、ここからが本題である。

今日は実質的に初めての半立ち稽古。これまでの稽古は読み合わせを中心としたもので、これからは台詞だけでなく動きも同時につけていくという。正直なところ、演劇に関してずぶの素人の僕にとっては読み合わせだけでも自分の役のイメージがなかなか固まらず一苦労だったのだが(今もおそらくまだ完全ではない)、いざ立って動いてみようとしてもどう動いていいか分からずドギマギして台詞のベクトルが迷子になってしまった。全体的な動き自体も中途半端な動きになってしまった。初めてだということを言い訳にはしたくないが、実際動きをつけるのは本当に難しい。そして動きや仕草、態度から人間同士の距離感や関係性を表現していくことが重要だということを教えていただき、次回からはそういったことを踏まえた動きをしていきたいと思った。というか、とにかく台本を読み込んで読み込んで、自分の演じる役がそれぞれの場面や状況において何を感じて何を考えているのか、またそれぞれの場面での人間同士の距離感や関係性について自分の中ではっきりとした意識を持って次の稽古に臨みたいと思う。


とそんな感じで今回の稽古日誌は終わりにしたいと思う。

それではまた次回.......



幻像団HP

幻像団ブログ

幻像団Twitter

僕のTwitter



最後まで読んでいただきありがとうございます。 皆様から頂いたサポートは今後の自己研鑽のために使わせて頂きます。 僕の書いた文章で何か少しでも感じていただけたら、僕にとってこれほどうれしいことはありません。