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「五感を喜ばせる」意識で、テレワーク・リモートワークの"在宅うつ" を乗り越えろ!フリーランスの僕がやっていること

去年の9月に会社を退職して以来、在宅で仕事をしている僕ですが、当初は完全在宅ワークを夢見て、家から全く出ないで稼ぐことを目標にやっていました。

しかし、結構早い段階で閉じ込められた環境に気が滅入ってしまい、仕事だけでなく生活のリズムも崩してしまいました。

2カ月間ほど完全に昼夜逆転の日の目を見ない生活に陥ってしまったのですが、ファミレスやカフェに出勤することで外に出る機会を増やしながら、気持ちをリフレッシュさせることで、徐々に生活や仕事のリズムを取り戻すことに成功しました。

この期間、本当にフリーランスとして在宅ワークをやっていく上での、気持ちの浮き沈みやリズムのコントロールをすることの難しさを身をもって実感していました。

コロナウイルスの影響で再び強いられた閉鎖環境での労働

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しかし、コロナウイルスの影響で外に出ることが良くないことになってからは、再びこの家に引きこもって仕事をすることが求められています。

そして、僕みたいな外に出る必要のない職種の人間こそ、完全に内にこもるべきという使命感を感じるようになり、1カ月前から再び自主軟禁生活、今のご時世的に言えばセルフロックダウンを敢行しています。

東京や大阪、愛知やその近郊都道府県は先だって緊急事態宣言が出ましたが、その他の都道府県の方は来週明けて月曜日からテレワーク開始、という方も多いと思います。

早くも外出自粛によるストレスや、テレワーク推進によるやりづらさ等々、いろいろな声が聞かれるようになりましたが、一足前から実践している僕の経験が、これからセルフロックダウン生活をはじめる方の助けになればと思います。

この1カ月間、僕が日々の気持ちのコントロールのために実践していることのいくつかをご紹介します。

基本概念:自分の五感を意識的に喜ばせろ!

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まず、僕が心がけている基本概念はこれです。

「私、日々の生活で心がけてるのは、意識的に五感を喜ばせるってことなんですけどね?」なんて、優雅なセレブ生活を送っているマダムからしか聞こえないような言葉ですが、これから在宅生活では、こういったことを意識的に生活に入れ込むことが大事です。気持ちが沈むのを押さえられ、明るく保つことができるようになります。

五感とは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚を指します。

まずは、毎日の生活で自分がどの感覚を喜ばせる習慣を持っているかを整理しましょう。

その上で、特に何も習慣がない領域を探しましょう。そこがチャンスです。

さらに、外出ができなくなったことで、できなくなってしまった習慣も探しましょう。

これらは、代替できる何かに置き換えるか、諦める上での妥協点を探す必要があります。

毎日の生活で自分がどの感覚を喜ばせる習慣を持っているかを整理しよう

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スマホを触る時間が多い今の時代、日頃から音楽を聴いたり、好きな動画を観たりということが、週末の時間の過ごし方や通勤の行き帰りでのリフレッシュ習慣になっている人は多いと思います。

つまり、視覚や聴覚に訴えかけるリフレッシュ習慣を実践している人は多いということです。では、嗅覚や触覚といった領域ではいかがでしょう?何か意識的にやっていることとかありますか?

ないという方は、大チャンスです。日々の充実感やリフレッシュ習慣を拡充できる機会となるでしょう。どんなことができるか、考えてみましょう。

僕が実践したのは、「鼻を喜ばせろ!」です。

僕は、いい匂いを嗅ぐのが大好きです。結構強めの匂いを好みます。人によっては香りに弱い方もいるのですが、そうでない方は実際に僕が取り入れた以下のようなことはハマるかもしれません。これらを取り入れたことで、僕の気持ちは劇的に明るくなりました。

実践していること:嗅覚編


良い香りのボディークリームを塗る

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女子かよ、と思うかもしれませんがそう思う男子ほど、未経験領域に踏み出すチャンス。僕は、香りのよいボディークリームを買って、風呂上りに塗るようにしました。

お気に入りはバスアンドボディーワークスのボディクリームです。アメリカの商品なので種類も豊富で香りもかなり強いです。さわやかな植物系から、僕は結構キャンディーのようなケミカルな香りも大好きなので、いくつかの種類を備蓄して気分によって変えています。

とてもよい香りに包まれながら眠りにつくのはとてもリラックス効果が感じられるし、朝起きた時にもその香りと共に目が覚めるのは結構至福です。

お香やアロマを焚く

苦手な方もいると思いますが、僕は大好き。近所の100円均一のお店にタイからの輸入品と思われるお香が多数売っているので、気軽に買っています。

お線香みたいな香りから、リネンのようなさわやかな香りまで、部屋のインテリアにこだわった陽キャ男子がよくやってるお香ですが、火をつけて煙を燻らせたら終わりなので、簡単。大したことないです。

気軽にできるリフレッシュなので、まだやったことない方は試してみてください。

コーヒーを自分で淹れて飲む

もともと自分で豆を挽いてドリップコーヒーを淹れるのが趣味だったのですが、コーヒーを淹れる時に立ち込めるあの豊かな香りは、本当に心が満たされます。

最近特にお気に入りなのはハワイ旅行で目覚めたフレーバーコーヒーという焙煎時に香料をつけたいかにもアメリカな感じの香りあふれるコーヒーです。

手挽きのミルを回してゴリゴリと豆を挽くときに伝わる感触はとても心地よいです。

ネットで買えるものだと、写真のLIONのバニラマカダミアのフレーバーコーヒーを好んで飲んでいます。香りでホント幸せ。

実践していること:触覚編

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上でも述べたような、手挽きのコーヒーミルで豆をゴリゴリ挽く感触は、触覚に訴えかけるリフレッシュ習慣だと言えます。

触覚に訴えかけるものは単体で探すのは難しかったのですが、例えば「視覚+触覚」やコーヒーミルのような「嗅覚+触覚」といったように、べつの感覚と組み合わせると見つけやすいかもしれません。

誰にでも汎用的にできそうなもので、僕に一番効果があったのは以下です。

朝日が昇るのを鑑賞する

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これは非常に効果が大きかったです。

朝日の発する鮮やかな赤やオレンジの御光は視覚的にも美しく、心癒されますが、

光に当たることでじんわりと温かさを感じることができ、外に出れない日々のなかでは自然のありがたみを体で感じられる貴重な時間です。まだ朝晩が肌寒い今の時期だとそのぬくもりは尚更尊く感じられます。

一日の中で日の温かさを、部屋から感じられるのは、やはり朝日じゃないかと思います。日中はやることが色々あったり、夕日は綺麗ですが、暮れ行く日に哀愁を感じちゃって、夜ちょっと気持ちが沈みます。

早起きは三文の徳だとか言って説教に繋げてくる大人や朝に強いだけでいい子扱いされる皆勤賞組を心底嫌っていた遅刻常連組を字で生きてきた僕ですが、30数年生きてきて初めてその徳が実感できました。

朝6時は早いけど、「朝日が見たい!もったいない!」と思うと頑張って起きる理由になります。

午前中の質が変わる

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10時の打ち合わせ直前に飛び起きて過ごすその後の2時間と、6時に朝日で満たされてから過ごす6時間では、毎日の午前中の過ごし方は天と地の差が生まれます。

通勤や準備に取られる時間もまるっと自分の時間にできるので、なおのことです。

そしてなぜか午前中の方が午後よりも体感する時の経過が遅い。これは不思議なことですが、一日の充実感を膨らませてくれます。

もちろん仕事が立て込んだり夜更かししたりで、見れる日見れない日、かなりばらつきありますが、「この時間で寝れれば明日は朝日見れそうだな」という日があれば、翌日の充足感を自身で作り出すことができるので、気持ちのコントロールする上での一つの武器になりますね。

僕は起きれる日は、朝日の時間に目を覚まし、お湯を沸かしてコーヒーを淹れ、窓を開けながら朝日をぼんやり見て、香りと綺麗な光と温かいぬくもりを体にまんべんなく堪能させて、脳内のセロトニンを爆産します。

勘違いするな!これはプラスアルファではない、不可欠なものだ!!

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いかがでしょう。自分で書き連ねながらおもったのですが、なんかまさに時間とお金に余裕のあるマダムみたいなことばっかやってますね。筆が進むほどに恥ずかしさが大きくなりました。どの面して書いとんだ気持ち悪い、って自分が読者なら思いますね。

でも、自分の生活を豊かにするため、という意識でプラスアルファのオプション的にやっているのではなく、在宅ワークやフリーランスの仕事の難しさは自分のリズムをコントロールすることで仕事のパフォーマンスを落とさないようにすることです。ほんとに収入にすぐ影響しかねないですからね。致命的です。

気持ちが落ちると、目の前のことがいやになり、新しいことや意欲がそぎ落とされます。仕事に影響が出始めると自尊心が大きく傷つき、立ち直るきっかけを自分で作り出すのはかなり難しいです。時間に任せて傷を癒そうにも、現実はそれを待ってくれないことが多々あります。

去年の冬に激務で不眠症になり休職、適応障害と診断されて脳みそがゆるいスポンジになってしまったかのうに思考力低下し、ずるずると乱れた生活で将来や現状を卑下しながら、昼夜逆転生活と不眠との闘いの中、終わりのないようなトンネルの中で7, 8カ月苦しんだ僕だから、この辛さを知ってるし、早めの対処ができるなら意識的にしたほうがいいと声を大きく言えます。

在宅ワークに憧れてたけど、やってみると難しい

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在宅ワークって難しいです。それが、今コロナウイルスの影響で多くの人が仕事と色々な不便を抱えたままテレワーク・リモートワークをしないといけない環境を強いられています。

2週間も家で仕事をさせられてろくに外出もできなければ、十分に気分は沈みます。パニックにもなり得ます。

そして、日本人特有の何かが働くのか、「どうせ自宅でしょ?用事なんかないでしょ?」と思ったら断れない状況をいいことに昼夜問わず連絡してきたり仕事を投げてきて負荷をかけてくる人間が増えてきてるように感じます。

テレワークが常態化するにつれて、僕はどんどん断れない労働が増えていくだろうと思っています。

だからこそ僕で効果があった「在宅うつ」対策はぜひ試してもらいたいわけです。ちょっとした施策で脳内の幸せ物質を放出できるなら、やった方がいいです。効いたよね、早めのなんとか、みたいなことです。在宅うつ予防は本当に大事なので、この記事を書きました。

是非皆さんのお役になれば幸いです。

ちなみに、味覚ということでは、せっかく家にいるのでお酒を楽しむ機会を意識的に増やしていますし、ちょっと凝った料理を作る時間を捻出して、写真をとったり食べて楽しんだりをしています。

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僕は子供がいないのですが、小さいお子さんがいる家庭とかだと、なかなかリフレッシュ習慣を作るのは難しいかもしれません。

どんなことができるのか、そういうった方々の意見や実践してることも共有できたらいいですよね、こういうご時世だからこそ助け合いで。

なにかされてることがあればコメント欄で教えてください。よろしくお願いします。

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