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勝てる社長の応援コラム vol.263

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小山昇が斬る! 本日のカン違い

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体験がない人は、先を見ることはできません。
駅のホームに人がたくさんいたら、私は走ります。
電車がこれから来るからです。
人がいなかったら、電車が行ったばかりなので、ゆっくり歩いて行きます。

でも、子供が同じものを見ても、
走ったり、ゆっくり歩いて行ったりすることはできません。
物事を見て、体験がないと、気づけないし、行動ができないのです。

ボーっと物事を見ているのでは、先の見通しはできません。

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P.262 №1455(1268) 【見通し】

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部下にできないこと、できていないことを報告させる。
それも早いうちに。
遅れると手遅れになる。
よい結果はあとでよい。

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「この仕事は、いつまでに終わるか」とか「この仕事はどうか」
という見通しは、はじめての人にはできません。
だから、ちょっとわからないことがあったら、
上司にいちいち聞かなければいけないのに、
独断でやるから失敗するのです。
ですから、わからないことがあったら、必ず上司に聞くこと! 
部下に見通しは、できません。

数年前、経営サポート事業部が、実践幹部塾の懇親会を、
某ホテルのレストランで、百数十名規模で行うことがありました。
ところが、そのレストラン会社への未回収金が、
ダスキン事業部に50万円残っていたので、
その分を差し引いて支払うように指示しました。

先方の社長は、いろいろと言い逃れをしましたが、
結果として、50万円のうち30万円を回収、20万円という、
できるだけ少ない被害で済むことができました。

これは私が、たくさんの体験をしているからです。
会社が倒産をするときには、どういう兆候が出ているか、
また、社長がどういう反応をするかが、わかっているのです。

これから倒産する会社や、倒産した会社を山ほど見て来ているし、
何を隠そう(笑)、
私も、あと少しで倒産というところまで行っているから、わかる。
そういう時には、苦し紛れのウソが出てくるのです。
その時に対策が遅れると手遅れになります。

わが社の、飛山も佐藤も由井も、私に言われた通りに動いたから、
損害が少なくて済んだ。
言われた通りに動かなかったら、1円も回収できませんでした。

ですから、わからないことがあったら、上司に必ず聞くこと!
上司もわからないことなら、私に聞くこと! 
すぐ「こうしろ」、「ああしろ」と、具体的に指示をします。
それでうまくいかなかったら、私の責任です。
前述した未回収の20万円についても、私は、社員を責めてはいません。
勉強賃です。

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