見出し画像

復活!「金シャチまんじゅう」は絶賛発売中

鯱もなかです。

「金シャチまんじゅう」は一体どうなった!?

前回の記事でお伝えした通り「金シャチまんじゅう」は2020年に生産が終了しました。

そこに救いの手を差し伸べてくれたのがIさんです。

この記事から約一年が経過したわけですが、「金シャチまんじゅう」が今どうなっているのかというと・・・

金シャチまんじゅう

絶賛発売中なのです!

見事プロジェクトが成功し、販売再開することができました。

本来なら今頃存在していないお菓子です。それが再び売店に並んで手に取っていただけていると思うと、とても感慨深いものがあります。

「元祖 鯱もなか」が誕生したのは1921年なので、2003年生まれの「金シャチまんじゅう」はまだまだ歴史が浅いとはいえ、それでも子供が大人になるくらいの年月を重ねています。

この「金シャチまんじゅう」が復活するまでには本当にたくさんの物語がありました。

帰ってきた「金シャチまんじゅう」

「金シャチまんじゅう」がどんな形で復活を遂げたのかご説明します。

まず前述のIさんが所属するのが「株式会社コイケコーポレーション」です。

「コイケコーポレーション」は1945年に創業し「小池風流軒」として親しまれてきた老舗食品会社です。古くからお団子や五平餅などの流通を得意としているので、東海地方の方であれば知らずにどこかで食べている人も多いはず。

画像2

Iさんが社長に話を通して持ちかけてくれたのが「金シャチまんじゅうの製造を福祉施設に委託し生産体制を再構築する」という案でした。

「本当にそんなことができるのだろうか」と半信半疑でしたが、先代と妻と一緒に現地を見に行ったらその懸念はすぐに払拭されました。

その福祉施設は「社会福祉法人 愛燦会(あいさんかい)」です。

2021年4月にオープンしたばかりの大型就労施設で、ピカピカの建屋には食品製造に特化した広いフロアが広がります。最新鋭の設備が整っており、案内してくれたのは長年の食品製造経験がある責任者の方でした。

「ここなら大丈夫!」と我々の意見は満場一致となりました。

「金シャチまんじゅう」の生産開始に向けて

そして機械が「愛燦会」に移設されたのですが、ここからが大変です。

「金シャチまんじゅう」を造るためには様々なことをクリアする必要がありました。

技術面では、一番大事な「配合」や「機械の操作」について継承しなければなりません。このために先代が何度も足を運び技術指導を繰り返しました。

そして大切なことがもう一つ。餡をどうするかです。

餡は「金シャチまんじゅう」の心臓ともいえるほど重要な材料です。

元祖 鯱もなか本店では餡を自社製造しています。使用する小豆は北海道十勝産で最高品質であるのはもちろん、粒が均一になるよう人の手でより分けたものを仕入れています。

画像3

その小豆を使って自社で炊き上げた餡が詰まっているのが「金シャチまんじゅう」です。ここが変わってしまっては存続とは言えません。

そこで、餡は当店で炊き上げたものを使用することで、まったく同じ配合で造ることが可能となりました。

「金シャチまんじゅう」はどこで買える?

そんな「金シャチまんじゅう」ですが、2021年12月からついに販売開始となりました!

「元祖 鯱もなか本店」監修、「コイケコーポレーション」販売、「愛燦会」製造と、3社共同プロジェクトと位置づけ、たくさんの方にお届けできるよう販路拡大していきます。

2022年1月時点での販売場所は高速道路のSA/PAとなります。

・岡崎SA
・養老SA下り
・守山PA上り
・守山PA下り
・尾張一宮PA下り

こちらの売店で購入できますのでお立ち寄りの際にはぜひ探してみてください!

まだ公表前の時点で見つけてくださった方もいて、気にかけていただけるのが本当に嬉しく幸せだなと感じます。

この世から消えてしまうはずだった「金シャチまんじゅう」が、たくさんの方の協力のおかげで復活することができました。

ぜひこのお菓子を一度味わってみていただけると嬉しいです!

そしてできたら感想なんかいただけたら、泣いちゃうかな、いや泣かないかもしれませんが一言いただけたら心の底から喜びます。

新しく、そして変わらない「金シャチまんじゅう」をどうかこれからもよろしくお願いいたします!

=====
元祖 鯱もなか本店の商品はコチラの公式サイトからお求めいただけます♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?