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時間が解決する

こんにちは(*^-^*)
今日は、『時間が解決する』についてのお話です。

有名な言葉ですね。
時間が経てば、悩みや辛さ、悲しみは薄れていくという意味です。

最近、この言葉の意味を、もっと深く考えるようになりました。

人間ですから、生きていれば困難や悩み、悲しみなどは避けられないものです。

確かに、時間が経てば、記憶としては薄れていきます。

ですが、例えば辛い出来事があった時が冬頃だとして・・・
思い出してしまうのはもちろんですが、不安になったり、体調が優れなかったりと、身心に不調が出ることがあります。

肌で感じる冷たい空気、風が運んでくる匂い、風景などに記憶が呼び覚まされるのは、身体も覚えているからだと思います。

楽しい思い出を更新する

どんな出来事も、ちゃんと意味のあることです。
悲しみも忘れるのではなく、自分の一部として、共に生きていくことが大切だと、近頃は感じています。

乗り越えるために解決するのは、『時間』だけではありません。

楽しいこと、嬉しいことを、自分の身体と心に『経験』として取り込んで、思い出を更新していくことが大切です。

散歩に行く、音楽を聴く、食事やお茶の時間など・・・
ちいさなことでも、「今、自分は幸せだなぁ」って、深く感じてみる。
公園で自然を満喫することも、リラックスできます。
近くの神社やお寺にお参りに行くのも、心が整います。

楽しい思い出の積み重ねで、身体と心も癒されていきます。

縁と月日

私が元気をもらった言葉のひとつ、『縁と月日』について。

この言葉は、髙田郁さんの【あきない世傳金と銀】に書かれていた言葉です。
内容はこちらです↓

物がさっぱり売れない享保期に、摂津の津門村に学者の子として生を受けた幸。
父から「商は詐なり」と教えられて育ったはずが、享保の大飢饉や家族との別離を経て、齢九つで大坂天満にある呉服商「五鈴屋」に奉公へ出されることになる。
慣れない商家で「一生、鍋の底を磨いて過ごす」女衆でありながら、番頭・治兵衛に才を認められ、徐々に商いに心を惹かれていく。
果たして、商いは詐なのか。あるいは、ひとが生涯を賭けて歩むべき道か―大ベストセラー「みをつくし料理帖」の著者が贈る、商道を見据える新シリーズ、ついに開幕!

BOOKデータベースより


『縁と月日』は、2巻に書かれています。
一部、引用します。

”物事が成るか成らんかは、ひとの想いや働きだけで決まるもんやない。
ご神仏の手ぇが差し伸べられるかどうかだす。
それに加えて、起こってしもた難事を解決するためには、短気はあかん。
決して諦めんと、歳月をかけてゆっくりと時節を待て、という意味やないか、て考えるようになりました。”

あきない世傳金と銀
2巻より

焦らずに、今できることを精一杯やる。
私はこの言葉に、涙が止まりませんでした。

主人公、幸が、奉公人を始め人々とともに知恵を絞り、励ましあい、商いに精進する姿勢は、人生においても見習うべきものです。

この言葉の他にも、心に染みる言葉や、元気をもらえる言葉、行いがたくさんあります。

【あきない世傳金と銀】は、私がオススメする本の一つです!
ぜひ読んで頂きたいです(*^-^*)

私はハンドメイド作品を販売していますが、本に登場する呉服店、五鈴屋が店是としている ”買うての幸い、売っての幸せ” を、胸に刻んでいます。

赤ちゃんが産まれた日

今日は、赤ちゃんが産まれた日です。
数年前、私は男の子を出産しました。

産まれてから、約一か月半でお空へ帰るまで、精一杯生きました。

私も前を向いて、生きていこうと思います。

最後まで記事を読んで頂き、ありがとうございました☆

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