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ほん6

タイトル

新しい文章力の教室

あらすじ

著者は、ニュースサイト「ナタリー」の新人研修を担当していた人物。
新人研修の内容をもとにした「ナタリー式トレーニング」を紹介。
素人からでもライターとして記事を書けるようになるメソッドが分かる本!

お気に入りポイント

作り方
・構成はプラモデル。
 書きたいこと(パーツ)・コンセプト(完成図)・書く順番(取説)
・書くことはテーマに沿って捨てることも大切。
・順番を決めるときは結論を最初に置くといい。
・人に話すイメージで書く。

読み直し
言葉の2連続は黄色信号、3連続はアウト。
・時間の流れをコントロールする。(した、している、だろう)
・ひとつの文に伝えることはひとつ。
・本来の意味と離れて使われる漢字はひらがなに。
(こと、いる、いう、ほしい)

分かりやすく
・余分な言葉を削ろう。(接続詞、修飾語、代名詞、という)
・主語の「は」と「が」を使い分けよう。
・「で」や「が」で文章をだらだら続けない。
・「主語と述語」「修飾語と被修飾語」は近くに。

読みやすく
・体言止めは少なくしよう。
・固有名詞は多すぎるぎりぎりまで繰り返す。
・文の最初の単語のあとは、読点を打たない。
・「できる、可能」「~こと、~もの」は別の言葉に置き換える。

惹きつけよう
・人物名は文のはじめに置こう。
・主語に合った動詞を選ぼう。(コーヒー=淹れる、音楽=奏でる)

感想

この本は「完読される文章」をゴールに設定して、
そこへ向かう道筋を示してくれていた。

ニュースサイトの新人研修をもとにしているだけあって、
読者の惹きつけ方や言葉の選び方など、
より、実践に踏み込んだテクニックが書かれていた。

あとは、はじめに「書く前の準備で文章が決まる」
と書いてあったのだけれど、すごく勉強になった。

文章はプラモデルのようだから、
パーツがひとつでも揃っていないと、成立しない。

だからこそ、書く前に、書く目的や書きたいこと、
書く順番や優先度を決めておく必要があって、
逆に言うと、書く前にそれさえできていれば、
文章はすらすらと書けるらしい。

いつも、ぶっつけ本番で文章を書く自分に、
書く前の準備の大切さを教えてくれた。

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