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モーニングを食べながら              chatGPTの記事を読んだ

今日は朝食抜きで健康診断に行った。11時前に久しぶりにコメダ珈琲店に入り、モーニングセットにした。
前のテーブルでモーニングを食べながら新聞を読んでいる男性がいたので、私も新聞を読むことにし、日本経済新聞を席に持ってきた。
昨日、友人たちと意見交換をしていたchatGPTの記事が載っていた。筆者は東大副学長の太田邦史氏である。太田氏は冒頭で「人の知的活動を拡張する意味において、「chatGPT」などの生成人工知能(AI)は印刷術や産業革命、インターネットと同じくらいのインパクトがあるだろう」と書いていた。
私は昔、上野の国立科学博物館でグーテンベルクの印刷機のレプリカの展示を見た覚えがある。世界初の印刷機は十数メートルの長さがあったと思う。活字も大振りで本もかなり大きなサイズだった。

グーテンベルクの印刷機は1400年代に登場し、日本には天正遣欧使節団によって1500年代の末に届けられ、長崎では本の印刷も行われていたという。そんなに早く日本に印刷技術が届いていたのは驚くべきことだ。
産業革命の波が日本に伝わるのは誰もが知る明治時代。そしてインターネットが普及し、今度はchatGPTである。

太田氏は自身の論文をchatGPTに読み込ませて応用研究案を聞いたところ、画期的なアイデアが示されて驚いたと書いている。chatGPTの使用について慎重な意見や危惧する見方もある。しかし、太田氏は「教員や学生には『傍観せずに変化を先取りして』」と呼びかけたそうだ。「チャンスととらえて、新しいビジネスを作ったり学術の方向性を打ち出したりすべきだ」と。

世界初のWebサイト誕生は1991年。Windows 95の発売とともにインターネットが普及し始め、2000年代以降は技術の進歩も、利用者数も激変した。
おそらくインターネットの普及以上のスピードで、chatGPTの利用が進み、世界が変わってくる。太田氏の『傍観せずに変化を先取りして』は、特に尻込みしがちな日本人にとって必要な言葉であるように思う。
いくら語学を学んでも、それを使用することがなければ意味がないと私は考えている。同様にchatGPTの使用も失敗を繰り返しながら、どのように使用していくのかを考えることが重要だと思う。私たちはすでに新しい方向へと動き出している。世界の動きを見据えながら、私も動いていきたいと考えた。


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