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入院生活とラジエーションハウス➀

 今から4年前の2月12日、私はPETを受けた。そのときに言われたことは、血糖値が200以上あると検査ができないということだった。私は185だったので、ぎりぎりセーフだった。
 1時間の安静後に検査開始。500mlの水をいつ飲んだらいいのかわからず、誰かに質問しようとしてウロウロしてしまった。「運動してはいけない、安静」にしていなきゃいけないと言われていたのに。
 通りがかりの研修医らしきドクターに尋ねると、「僕、わからない」と言ったのでびっくりした(笑)。ようやく係の人に聞けたから疑問は解決したけど、あの研修医の態度は、患者を不安にさせるんじゃないかと思ってしまった。
 検査時間20分ほどで終了。その後も20分安静とのこと。PETの放射性物質の影響があるから幼児や妊婦には近づくな、と言われたのに、病院内でいきなり親子に遭遇し、ちょっと焦った。

 2月15日、検査結果を聞きにいく。子宮頸がんステージⅡからⅢと診断された。当初の予想よりも悪化していた。がんのサイズは40㎜、リンパ節にも広がっていた。すぐに手術はできず、放射線治療と抗がん剤投与での治療になるという。翌週治療計画を立てるので再度来院するように言われる。

 そして私は、3月13日から令和改元まで入院することになり、その年の4月から始まった「ラジエーションハウス」を病院のベッドで見ることになったのだった。
  (続きはまた明日!)

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