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The1975を観た。現実だった。

最近ハイボールが好きです(唐突)
現実から逃れるアイテムことお酒。マイベスト裏切らないフレンド。ビールばっかり飲んでいたので体重とお腹周りのたるみから目を背けられなくなってハイボールならまだましか!ということで炭酸水マシーンを買ってからウイスキーを何本か買ってみて飲み比べてます。おすすめ教えて。

さて、どう考えたって今世界で一番のバンドことThe 1975の日本ツアー最終日大阪城ホールに行ってきました。昨年のサマソニ以来2年連続で彼らを生で観ることができたのはすごい幸せです。

感想として「幸せだった」と言えるのは去年の僕からすると真逆のものだった。昨年は個人的にとても難しい時期で実際サマソニの後にしばらくの間休職することになってしまいました。

Mattyの例のPodcast出演の一件があり不安な中始まった日本ツアーでしたけど初日の東京ガーデンシアターから連日Twitterのトレンドに上がるほどの盛り上がりを見せてましたねさすが。セットリストは見る派なので最終日大阪までの4公演で何の曲をやってどんなことがあったのかはリサーチしてからライブに臨みました。どうも調子の波(主にMattyの体調と機嫌)があるようだったけど彼ららしいといえばそう。

のらりくらりとやってきた彼がレコードに針を落とし始まった本公演。一曲目"Looking For Somebody To Love"から相当盛り上がってましたね。あれ、こんなキラーチューンだったかな、とびっくりしながらも両手上げてババンバンバン言ってたわ。

"Happiness"、"I'm In Love With You"もみんな歌ってたしコールアンドレスポンスも完璧で最新作の曲ながらすでにアンセムになっていて、特に後者は昨年のサマソニが初披露だっただけに何か感慨深くなりましたね。それにこの曲たちの多幸感ったらないわな。

"Fallingforyou"、"About You"、"Robbers"の流れはもう音の洪水の中立ち尽くしながら泣いてました。特に"Robbers"は去年聴いた舞洲の景色が戻ってきてあの時に感じていた色んなことがフラッシュバックして打ちひしがれてしまったけどMattyのシャウト混じりの「Now everybody's dead〜」で現実に戻されました。あれ良かったよね。

あとはサマソニ大阪ではすっぽかした"I Always Wanna Die (Sometimes)"。今回も聴けないことも考えとかないとだな、と期待をしすぎずに臨んだけどやってくれてマジで良かった。これも泣いた。そういえばそろそろ会場入ろうかなと思ってたタイミングでこの曲のことを書いたnoteにいいねを貰った通知が来てて何かの暗示か?と勘ぐってました。

ラストの3曲はサマソニと同じ。ラスト"Give Yourself A Try"に返すアンサーが無くこの先に何も見いだせなかった去年。ポジティブではないけれどまだもう少しだけ何かを求めて生きていきたいなと今回はそう感じることができました。あの時はこれもこれまでも全てが夢であってほしいと切に願いながら雲がかかった夜空を眺めていましたが、大阪城ホールではあの目が痛くなるほどのライトの点滅が終わるまで思いっきり手を叩いていました。終わった後感じた手のひらに残っていた痛みは確かに現実でした。

中々な過密日程の中で疲れや少し話題になっていたメンバーの体調不良もありテンションとしてはそこまで高くなかったけれど、圧倒的なクオリティの楽曲とサポートメンバー含めたソリッドで緩急のある演奏で貫禄をまじまじと見せつけられました。実力でねじ伏せられた感じ。さすが俺たちのバンド。

「また日本に戻ってきたら来てくれるかな?」と投げかけたMattyに意気揚々イエースと答えてしまったのでゆっくりまたその時を待ちましょう。今日もハイボールがうめぇ。


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