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海鞘日記(2024.7.24)

愚直さを超えて何だかユーモラスハルノンクールのモーツァルト聴く

生命の試行錯誤か四つ足のイクチオステガ歩かざりしとぞ

邯鄲の歩みとなるか邯鄲の夢と終わるかいざ行かむ我

10余年病によりて引きこもりふるさと訪えば浦島太郎ぞ

故郷を復興せむと朝の陽にあの日誓し心の錆取る

ネット上の多くのメンターに支えられ英語の学びの今日も続けり

カリュウ


高速道針となり縫ふ夏の山

故郷の永遠願ふこの夏よ

沿岸は驟雨のようだ夏峠

黄昏れて河童も涼む遠野郷

産土神のみこと畏みザル中華

万緑の中の無力と無重力

孟春


◎モーツァルトと私
モーツァルトの交響曲第25番の第1楽章が大好きです。実は最近まで曲名とメロディが一致していなかったのですが、今一番ハマっています。

アイネクライネナハトムジーク、セレナータノットルナなど室内楽曲集の入ったCD、交響曲第39,40,41番のCDを持っていました。

指揮者はアイネクライネの方はカラヤン、交響曲集の方はカール・ベームでした。ベームさんの指揮は吉田秀和さんなどが指摘していますがテンポがゆっくりでモーツァルトがなんだか「バロック音楽の正統な後継者」であるかのように私には聞こえます。とても落ち着きます。

カラヤンさんの指揮はどんなレパートリーでも華麗にこなすカラヤンさんらしく華のあるモーツァルトでした。

しかし、指揮者については私は無頓着というかCDを買ったらその人の指揮・メロディで慣れてしまうので、あまり指揮者一人一人の演奏の違いについては気にしていなかったのですが、今は某動画サイトがありますので幅広く、同じ曲の異なる演奏をたくさん聴くことが出来るようになりました。とても良い時代です。

その中でニクラウス・アルノンクールという指揮者に出会いました。
この方の演奏はメリハリがすごいあってベートーヴェンの運命なんかもすごい特徴的に演奏されます。面白いです。アルノンクールさんは古楽器演奏の草分け的な指揮者の方で楽譜に忠実に指揮をするということにオリジナリティがありました。その独自の解釈はむしろ「アルノンクールの他にアルノンクールなし」と言えるくらいオリジナリティにあふれています。

ぜひ聞いていただきたいと思います。

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