川上未映子著『黄色い家』を読み、重い余韻のなかにいます。貧困、人種差別、境界知能など生まれつきハンデを背負う者にとっての現実そのものと思える物語でした。家族などの後ろ盾を持たない場合、彼らは困ったときになににすがればいいのか、どこに救いはあるのかと考えても答えは出ないままです。

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