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出産にあたって「何とかなる」と言ってくるおじさんは大抵頼りにならない

妊娠・出産に伴うシリーズ2本目。
フリーランスの妊娠・出産において難しいのが、その仕事を代わりにやってくれるサポート体制があまりない、ということです。
「私」に依頼するか、「他の人」に依頼するかなので、「私」に依頼したものを「他の人」がやるのは話が違う、となってしまいます。

実際には、チームに入って仕事をしているものもあるので、それについては様々な人のサポートを得ながら乗り切ることができました。
それは「何とか"する"」と言ってくれた素晴らしい方々のお陰です。

一方で、そのときになったら「何とか"なる"」でしょ、と発言をするおじさん(に限りませんが、地域柄なのかそういう立場にある人は大体おじさん)は結局そのときになっても何もせず、自分で何とかするしかありませんでした。

大丈夫?無理しないで、と言うだけで何もせず、つわりで仕事を休んだとして巻き取るのはその後の自分。引継ぎ資料を残しても読んでいないで産休中に電話してくる、みたいな感じです。
これはフリーランスに限ったことではなく会社内でも起きていると思うので、世の中の働くパパママたちの大変な状況を改めて知ることとなりました。

出産に向かう方々には心配せずに「何とかなる」と思っていてほしいですが、それを支える周りは「何とかする」という主体性を持ってほしいものです。そんなことを書くと、何とかしてもらおうとするなんておこがましい、と非難されそうですが、妊娠・出産に際して「申し訳ない」と言わせてしまう社会はどうにかすべきだと思っています。

余談ですが、こういうおじさんたちの、子育てしなかった自慢?話もなかなか反応に困りました。
「ミルクもおむつも何もしなかったよ~今の若い人は偉いよね」→奥様に逃げられなくて良かったですね
「単身赴任で生まれて1ヶ月経つまで会えなくて~」→全く会いに行けないなんてどんな単身赴任ですか?
「生まれるまで妻が性別を教えてくれなくてね~」→一度も病院に付き添わなかったんですね
と、心の中でだけつぶやいておきました。

時代だったということは分かっているので責めるつもりはありませんが、恥ずかしげもなくそんなことを言ってどうする?と思ってしまったのでした。


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