普通って何 母親編




"""""普通にならなきゃ"""""

そう思わせた母親のことを書こうと思う。

うちの母親は私のことを29歳で産んでいるので私とはだいぶ差が大きい。昭和と平成だし。

とくにおおきいのはジェネギャ。私の周りは中学からケータイも持ってたし何よりギャル世代ママの家が多かったからギャルっぽい子が多かった。し、私はそれに憧れてた。

シンママだったり共働きも多かったから門限がない子とかも多かった。あと兄弟の上がいる子の方が多かったのもその辺の要因だと思う。

とにかく家は厳しかったし私はピアノ、習字、水泳とか習い事は結構してた方。バカじゃなかったけど進研ゼミはやってたし。だからいわゆる「イイトコのお嬢さん」だった。ケータイも持ってなくて門限も早かった、お小遣いもなかったし、市外に行くのも禁止。

私はそんな家がとにかく嫌で小学五年生からリスカしてたし多分その頃から反抗期だった。(怒られて嫌われるのが怖くて門限とかは守って、出かける場所は嘘ついてた。)なんかその頃は多分ケータイ小説の影響でリスカが身近にあったんだよな、友だちもしてたし。あ、ケータイ小説も読むの禁止で学校で借りてたな確か。

中学でリスカが母親にバレて、男と会ってるのもバレて、お母さんがヒステリック起こしやすくなった。私が怒鳴るようになったのもたぶん原因。

その当時私はなんでわかってくれないのって気持ちで一杯だった。多分母親もそうだった。愛されてないと思ってたけど母親は精一杯愛してた。

母親は私が怒鳴ったり癇癪起こしたりすると土下座してくるようになった。「もうどうしたらいいかわからない」「これで気が済むならする」って言ってた。私はそれも耐えられなかった、自分のせいでこうなってるのも理解してたけどそんな自分も嫌だった。その状態で高校は過ごしてたからとにかく苦痛だった。家にいたら必ず喧嘩するから家にいたくなかった。

大学に入って弟も大学受験があるし、このままじゃダメだと思って家を出た。というのも綺麗事で単にそんな状態の実家から離れたくて家を出た。ちなみに父親は一緒に住んでた頃の記憶だと怒鳴るし家殴るし私も殴られた、たぶん殴ってたっていう意識はなくてあくまでも躾で殴ってたタイプ。まあ父親に関してはまた書く。

実家を出るにも説得が必要でとりあえず"""""自立したいから"""""って言った。

父親は納得しなくて泣きながら「お母さんと私が一緒にいたらダメだと思う」って言った。そうしたら母親は後ろでそれを聞いてた。「ごめんねそんなふうに思わせて。私が家を出るから」って泣かれた。泣かせたいわけじゃなかった。これ以上泣かせないために家を出たかった。それでもまた泣かせた。結局そこから半年くらいかけて実家を出ることに成功した。

鬱病で休職してるいま、母親がいちばん助けてくれてるしたぶん私同等に苦しんでる。「鬱病ってもっと重いものだと思ってたからあなたが普通に生活してて訳が分からない」って言ってた。私もそう思う。「あなたがこんなことになったから私母親クビかなって思ってた」って今日言われた。私の母親はあなただけだよ。

でもこんなことを私に言ってくる時点で母親も普通ではないのだと思う。

私も母親もお互いがお互いに必要でいないと困るのだ。共依存だから。












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