北国街道4 善光寺宿→上戸倉宿
自然の多い街道を歩きたい。
三国街道と北国街道が思い浮かび、善光寺参りをしながら歩ける北国街道を選択。今まで江戸を目指し街道を歩いた事がなかったので、上越高田宿から南に向け出発します。
2022.08.24
1.スタート地点まで
長野駅に特急しなのが停まってました。中山道を歩いた時一度も乗りませんでしたが100回は拝んでます。中山道あるきたいなぁ・・・・
長野駅舎は昔善光寺の形を模していたのですが、木と提灯を使ったテイストに変わってました。
2.善光寺宿
本日は水曜日、街道は自動車より自転車で通勤通学する人が多く、他の街道にはみられなかった光景でした。
3.赤い馬頭観世音
真っ赤な馬頭観世音が佇んでおり、顔は怒っています。
怒りが強いと人を救う力が強いと言われておりますので、人気があるのでしょうね。
4.丹波島宿
犀川を渡ると丹波島宿に入ります。
住宅地の中にりんご畑があったりして、長野市街地からすこし長閑な風景に変わってきました。
5.鍾馗(しょうき)さん
鍾馗さんという、道の突き当りにある家の屋根に鎮座している厄除けの飾り瓦。中国から伝わり、近畿・中部地方で見る事ができます。
沖縄では石敢當(いしがんとう)と呼ばれる魔除けが、道の突き当りに置かれています。
鍾馗さんを探しながら歩くのが楽しくなってきました。街道沿いで5つ発見、脇道にもあるのでしょうね。
ポツポツと街道の面影が残る、単調な道がしばらく続きます。
訳あり桃の特価販売所に、物凄い数の人が行列を作っていました。産地の人でも結構買うのですね。
6.書道の町篠ノ井
篠ノ井は、戦後の書道界をけん引した書家、川村驥山が晩年を過ごしました。酒で墨を擦るというほどの大酒飲みだったそうです。
幣川神社の社殿が、非常に珍しい能舞台の様な造りでした。
さすが書道の町、偶然か筆塚が多かったです。
7.篠ノ井追分
篠ノ井追分。
追分の遥か先には中山道洗馬宿、この道もいつか歩くことでしょう。
矢代の渡しがないので最寄りの橋まで大きく迂回、直線距離で500m位のところを、4倍の2km近くを歩くのは、ものすごく損した気分です。
8.屋代宿
矢代宿は渡しと松代道への分岐があり、賑やかだったと思われます。町の中心に桝形と神社があり、景観ががらりと変わります。
9.区画整理
桝形を過ぎると、道幅が広がり町の景観ががらりと変わります。区画整理で残念ながら街道の面影が失われていました。
小学一年生の集団が歩いて来ます。
今から25年くらい前、夫婦でこの場所の近くの、篠ノ井線姥捨駅から屋代駅まで歩いた時、すれ違う小学生がみんな元気に挨拶をしてくれたことを思い出しました。
今度はこっちが先に挨拶しようと構えていると、
「あ~人が歩いてくる!」
「だれ~?」
など話しかけてきて可愛かったです。
10.山の上の鳥居
街道から200m位離れた山の上に鳥居がみえてきました。これは見逃すわけにはいきません。いざ昇ると想像以上の険しさでしたが、蝉の大合唱を聞きながら、いい時間を過ごせました。
11.しなの鉄道
しなの鉄道は様々な車両が走っています。黄色い車両は、台湾の鉄道会社と結んだ友好協定の一環で、台湾の鉄道のカラーリングを基にデザインされています。
百萬遍供養塔とは、集落の人々が「南無阿弥陀仏」を唱え、全員の念仏が百万回に達すると建てられる供養塔です。
30人の集落で毎日一人100回唱えると365日で100万回に達します。
12.上戸倉宿
旧 坂井銘醸の主人が、鉄道開通後に街道沿いでの商売が難しくなると予測し、3年がかりで掘ったのが戸倉上山田温泉と、宿泊先のシアトル出身の若旦那から教えてもらいました。
昭和の雰囲気が色濃く残る温泉街。夜は賑わうのでしょうか・・・・。
お湯は源泉かけ流しで、身体がぽかぽか、手の込んだお料理と、信州のお酒を美味しく頂きました。
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