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日本で受けた研修で印象に残った言葉は「三方良し」と「○○○」?!

9月から日本のものづくりについて
メキシコ人研修生へのオンライン研修の
サポートをしていました。

その研修も最終日を迎え、
成果発表会がありました。

研修生たちは
この研修で何を学んだのか、
そして
今後にどう生かすのか
それぞれに工夫をこらして発表しました。

その中で
面白いな! と思ったことがありました。

ある研修生の発表です。

ポップな色使いのパワーポイントに
メキシコと日本の国旗をあしらい
イラスト入りの楽しげなスライドが
映し出されます。

そのスライドの2ページ目。
今回の研修で印象に残った言葉として
3つの言葉が書かれていました。

その3つとは・・・

「生きがい」
「三方良し」
「根回し」

なに? 「根回し」?!

いや、確かに講義の中で
そういう話は出ましたけどね。

私は一瞬
「いやいやいや、
そこは見習ったらアカンとこでしょ」
と思ったのです。

というのも
私は中国で仕事をするようになってから
この「根回し」という
面倒なことがなくなって
気楽だなって感じていたからです。

日本で仕事をしていた頃は
会議の日程ひとつ決めるのでも
皆の都合を聞いて調整するだけで
時間をかけていましたから、
そういうのってムダだなぁと
感じていたのです。

でも立場が違うと
見方も違うのですね。

この研修生が
「日本のここを見習いたい」と思ったのは
「他人の立場を思いやる」
ということだったのです。

「相手の事情に合わせて
物事を考えるということに
とても感動した」
と話していたのです。

私はそれを聞いて
「そういう見方もあるんだな」
と思いました。

「直さないといけないとこだ!」
と思っていたことも
相手からみたら
「いいところ」だったりするのですね。

自分の物差しだけで
物事を見ないようにしたいなと
思った瞬間でした。


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