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日本のコンテンツ事情はそんなに面倒くさいものなのか。

すいませんね、画像にはあまり意味がございません。

それはさておき、インタビューやら雑談方面でいろいろとお世話になっている境治さんが、斯様な記事をアップされました。

ファミリープランに長いこと加入してるので、今回の広告プランには「ふーん」と鼻をほじっていた程度の感慨でしたが、以前から境さんは、ネトフリの広告プランについて否定的なコメントを書かれていました。

拙者★みくばんPは映像界隈に疎いことこの上ないので、境さんの投稿を「あー、ネトフリはダメなんだなあ」とぼんやり眺めておりました。

でもいくらボンクラなボクちんでも、境さんの記事を読んで、テレビドラマへの強制広告は流石にまずいでしょ、と憤っちゃった次第です。

そもそも民放は受信料が必要なNHKとの対比として、広告放送による無料視聴をビジネスモデルとしてきました。
70年以上経た今も、番組制作費は地上波スポンサーからの広告料で賄っています。

もちろん、今や多くの放送コンテンツはサブスクサービスに乗っていて、放送局には月額の利用料からも分配されていますが、制作予算にはその収入予測も含まれる場合もあり、その分キャスティングなどに割けられます。

スポンサーの立場になれば、番組の質が上がる分には制作費の財源が他にあっても問題ないのですが、自社の広告費で作られたドラマに同業他社のCMが挿入されるなど言語道断です。

また前述のように受信料で賄う「みなさまの」NHKのコンテンツになれば、この構造はもっとわかりやすくなります。
いろいろ言われている受信料ですが、より良い番組作りに不可欠、というところは周知のこと。
それなのに特定の企業を利する目的で悪用されてしまえば、それはもう公共物ではありません。

境さんの記事にもあるように、どうやら日本の放送コンテンツは、特例により広告の対象外となっていくようです。

日本のコンテンツ特有の事情への配慮という面があるようですが、日本のコンテンツ周りの商慣習はそんなに面倒くさいものなのかな、と考えさせられました。

もともとユーザーからは歓迎されにくい動画広告。
その不快感は世界共通のような気もしますが、YouTubeのように無課金プランに載せて、オリジナル動画をガンガンPRして課金プランに移行させるモデルを選択しなかったのはなぜなんだぜ、とボンクラながらに思う次第です。

ラジオ局勤務の赤味噌原理主義者。シンセ 、テルミン 、特撮フィギュアなど、先入観たっぷりのバカ丸出しレビューを投下してます。