東京個別指導学院さん、この発言は本当に問題がないと言えますか?

私たち総合サポートユニオンは、ベネッセグループで学習塾を運営する(株)東京個別指導学院と団体交渉をしています。

この(株)東京個別指導学院に事務のアルバイトとして勤務する A さんは、去年から、総合サポートユニオンを通して団体交渉をおこなっています。

コロナ休業に対する補償を求めたところ、シフト削減などの嫌がらせを受けたAさん

総合サポートユニオンの組合員Aさんは、2020年のコロナ休業ののち、休業補償を6割しか支払わないとした会社に、休業補償を増やすよう求めました。もともと低賃金で生活するのもやっとだったのに、6割ではとても生活できないからです。政府の休業支援金制度でも8割補償なのに、6割は本当におかしいです。。

 すると会社は、Aさんのシフトを無理やり削減する嫌がらせをしました。
 さらに、シフト削減は困ると言ったAさんにF事業部長が数々のパワハラを行いました。"

 私たちは、F部長の発言の数々は、パワハラに当たるのではないか、と会社に訴えましたが、会社は一切問題はなかったと主張しています。
 今回は、そのパワハラの様子をみなさんにお聞きいただきたいと思います。会社の言っていることは正しいでしょうか。

https://youtu.be/zUo9_EegTh0

突然告げられたシフトの削減

 会社はAさんに対し、コロナ休業が明けた2020年6月以降、シフトを減らすよう突然命じました。
 Aさんはそれまで2年間、週5日・1日8時間出勤のシフトでした。これを週4日・1日7時間に削減せよというのです。これでは手取りが4~5万へってしまい、とても生活ができません。
 会社はこれに同意するようAさんに迫まりました。Aさんは当然同意しませんでした。
 シフトの大幅な削減は労働条件の不利益変更にあたるため、労働契約法上、労働者の同意が必要です。

無期雇用なのに、契約更新しない!?

 Aさんは元々有期契約の社員でしたが、5年以上働いたので、無期契約になっていました。それなのにF部長は「この短縮されたシフトに同意しなければ契約しない」と暴論を述べ立て、無理やり契約を改訂しようとしました。
 パートナーと小さなお子さんがいるAさんは、雇用と生活の危機を感じ、恐怖を覚えました。

パワハラで契約更新に同意させようとするF部長

 F部長は合計3度、Aさんが勤務する教室にやってきて、Aさんと面談をしました。会社は、Aさんがシフト削減をはっきり拒否していたにもかかわらず、無理やり合意させようとしたのです。

 Aさんは自分の生活を守ろうと必死でした。それに対し、
F部長は、「態度が悪い」などと言いたい放題にAさんを侮辱し、契約更新を迫ろうとしました。

 たとえば、動画にもあるようにF部長は、「君はこの会社好きなの?」と、まるで会社を愛していない人間には働く権利がないと言いた以下のようにAさんを見下します。
 また、「『社会に出たこと』はある?」 とまるでAさんが就労経験がない非常識な人間であるといいたいかのように言いました。Aさんは5年以上も東京個別指導塾で働いている事実はF部長も知っているはずです。本当にひどいです。

 さらに、会社は、F部長と当時エリアマネージャーであったO氏とともに「面談」を実施し、2対1でAさんを責め立てました。しかも、Aさんがその内容の記録を取ることを「誰と話してんだお前、パソコンと話してんのか」などと執拗に妨害しました。

お気軽にご相談ください

パワハラを調査し処罰すべき会社が、F氏やO氏のパワハラを擁護するかのような態度を繰り返し、未だこの問題は解決を見ていません。

日頃から大学生アルバイトの講師たちや生徒たちに「夢」「目標」「パートナーシップ」などと聞こえの良いことを言っておきながら、(株)東京個別指導学院と第四事業部長F氏は、従業員の権利と尊厳を平気で踏みにじっているのです。

このような態度を私たちは許すことができません。

同じような被害にあったり悩みを抱えている(株)東京個別指導学院の従業員の皆さん、ぜひ総合サポートユニオンに気軽にご相談下さい。

総合サポートユニオンの活動を応援してくれる方は、少額でもサポートをしていただけると大変励みになります。いただいたサポートは全額、ブラック企業を是正するための活動をはじめ、「普通に暮らせる社会」を実現するための取り組みに活用させていただきます。