あなたはアンドリュース・シスターズを知っているか
知っていますか??
、、、知らない?
今日、知りましょう。
アンドリュース・シスターズは「ハモリのレジェンド」である
Wikipediaの英語ページの冒頭部分から紹介します。
アンドリュース・シスターズ(表記揺れとしてアンドリュー・シスターズ、アンドリューズシスターズなどとも)は、主に1930年代後半から1940年代に活躍した、三人組のボーカルグループです。
1998年に創立されたVocal Group Hall of Fame(ボーカルグループの殿堂)の、
初代殿堂入り14組の内の1組です。
つまり、全盛期から50年以上経ってなお、史上最高のボーカルグループであったと評価されているという事です。
本当にすごい事です。
他の13組には、ビーチボーイズ、プラターズ、シュープリームス、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングなど、とんでもない顔ぶれが並びます。
それだけすごいんです。
なのに、、、
日本人はアンドリュース・シスターズを知らなすぎる
ぜひ日本語版のWikipediaを覗いてください。
めっちゃちっちゃいので。
日本での知名度がなさすぎる!
これは本当に勿体無い!
聴こう!!
まず、「ブキ・ウギ・ビューグル・ボーイ」を聴こう!!
下のリンクの、5曲目です。
聴いたよね?
「ブキ・ウギ・ビューグル・ボーイ」は、アメリカの「世紀の歌」で6位に挙げられるほどの、同グループの最重要曲の一つです。
あんまり良さがわからなかったという人も、きっとわかります。頑張って語ります。
(本当は時代背景や歌詞内容なども大事ですが、今日は一旦置いておきます。)
とにかく"完璧"。ハモリの最高到達点
全てが完璧です。
録音された時代からして、ピッチ(音の高さ)の調整やリテイクの技術はありません。
つまり、生身の人間がいっせーのーせで歌った声そのものに非常に近いという事です。
はっきりいって、異常です。
まず、ピッチに注目します。
どれだけ注意深く、何度も何度も聴いても、音が外れている箇所は全くありません。
完全なビタ当てです。
この速いテンポの曲で、これだけ完璧に揃うのは異常です。
注意深い方は、開始後39秒辺りで「声が上擦っている、ひっくりかえっている」ことに気づくかもしれません。
これはミスでは無いのか?
違います。よーーく聴くと、三人全員が全く同じタイミングで上擦っています。狙ってやっているという事です。
ハモリについて、アンドリュース・シスターズはクロース・ハーモニーで有名です。
クロース・ハーモニーとは、三つの声の高さが近い、間が狭いということです。そのため、非常に鋭い、パワフルなハーモニーになっています。
パーフェクトかつパワフル。
隙がありません。
テンポはどうでしょう?
実は、コーラスとそれ以外の楽器のテンポは結構ずれています。かなり自由なテンポで歌っているという事です。
しかし、コーラス三人のテンポは完璧に揃っています。
つまり、全く同じズレで歌っているという事です。
そんな事、出来ますか??
僕には出来ません。
アンドリュース・シスターズを日本でもっと広めよう
アメリカの宝、アンドリュース・シスターズを、日本で気軽に聴ける素晴らしい時代です。
聴かないという選択肢は無い!
最後に、次に聴く一曲として、「シューシュー・ベイビー」をお勧めしておきます。
下のリンクの、10曲目です。
自由に変わるテンポ、溢れるスウィング、ユニークなフレージングが楽しい曲です。
また、ソロも多く内容も素晴らしいので、ぜひハモリだけでなく個人技をご堪能ください。
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