京都市「障害のある人と地域企業でつくるソーシャルグッド」事例紹介

障害のある人と共に働くうえで大切な「出会い,お互いを知る」場を提供し,特性や強みなどを…

京都市「障害のある人と地域企業でつくるソーシャルグッド」事例紹介

障害のある人と共に働くうえで大切な「出会い,お互いを知る」場を提供し,特性や強みなどを実体験から知ることで,障害のある人とない人が共に地域社会で働き続ける環境づくりをしています。さらに,地域企業のソーシャルグッドな事業がサスティナブル(持続可能)であることにもこだわりました。

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      中村ローソクの事業概要  京都市伏見区に位置する有限会社中村ローソクは、明治20年創業の老舗和ろうそくメーカーである。伝統産業である和ろうそくを「つなぎ、伝える」ことを理念とし、京都で100年以上、和ろうそくを作ってきた。今回お話を伺った田川広一さんは、現在代表取締役を務めておられ、4代目にあたる。  中村ローソクでは、和ろうそくや絵ろうそくなど100種類以上のろうそく、またろうそく立てや芯切、火消しなど、関連する仏具を販売している。和ろうそくは、基本的に和紙にイグサの髄

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