22/06/04 北鎌倉 明月院
アジサイの季節
学生の頃、こんなに週末が待ち遠しいと感じるようになると思っただろうか。華金なんて古臭い言葉があるが、こんなに実感の伴う言葉だと感じるようになるなんて。
仕事後の解放感と明日は会社に行かなくてもよいという安心感から、酒が進む。そしてひと段落した後のリビングのソファーでの寝落ち。
昔の父親の姿が目に浮かぶ。同じような行動をしている自分もそんな父親の子であることを実感する。「お酒を飲んでの寝落ち」サラリーマンにとって最高の瞬間の一つなんじゃないかと思う。
そんな感じで迎える週末。ソファーで寝るから当然寝心地が悪く、朝早くに目が覚めてしまう。
寝ぼけた頭で週末に何を撮りに行こうかと考える。
やっぱり6月上旬といえばアジサイであろうという考えに至り、アジサイで有名な北鎌倉の紫陽花寺(明月院)に行くことにする。
今日の相棒は、
・NIKON Z9
・NIKKOR Z 35㎜ F1.8
・NIKKOR Z 50㎜ F1.2
・NIKKOR Z 85㎜ F1.8
いつもの単焦点3本セット
明月院の最寄り駅である北鎌倉駅まで、約1時間。
電車を降りてすぐに夏の雰囲気を感じる。
心が折れるような暑さはないものの、じっとりとした空気が体を包む。
想像以上の人の多さに辟易しつつ、目的地である明月院へ向かう。
降りた北鎌倉駅もそうだが、道中の景色も東京では見られない田舎の雰囲気の道並が続く。
九州の田舎出身の自分には懐かしい雰囲気だ。
写真を撮りながら約10分弱で明月院に到着。
参拝料を支払い中へ。
紫陽花寺として有名なので、たくさんのアジサイが植わっているとは思っていたが、想像の5倍くらいのアジサイが植えられていていい意味で圧倒される。
被写体がそこら中にあふれていて、どうやって切り撮ろうか考えるのが楽しくて仕方ない。
本堂奥の庭園は、花菖蒲と紅葉の季節のみ公開されているそうで、今はアジサイと花菖蒲の共演が見られる最高のタイミングだった。
ひとしきり写真を撮り終え、帰宅。
今日はとても天気が良く、気持ちよく散歩&撮影ができた。
でもやっぱり雨に濡れたり、靄がかかった雰囲気のあるアジサイも撮りたいと思ってしまうのは写真を撮る人の性だろうか。
とはいえ、この明月院はアジサイを楽しみに行くのであれば、関東近郊の人たちにとっては、アクセス・質・量の点でとても良い場所だと思う。
次は相棒たちと一緒に雨の日を狙って再訪したいと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?