イノチノセンタク

擦りむいた膝こぞう
お湯がかかったらしみるから
触らずに 膝こぞう
見つめてるだけじゃ治らない

あの時なんて言えば
何が変わったのだろう?
排水溝を覗くようだな

いつもより熱い湯に浸かって
このわだかまりも洗い流せたのなら
明日から間違いは減るかな
ただ正しい方で生きれたらいいけれど

水面にて映ってる
自分の顔は暗くて見えない

湯船から上がった時にはもう
膝の傷くらいなら痛くなるんだけど
消えないよ 刻まれていく
そのイノチの分だけ 間違っていいから
いつの日か正しくなるから
間違えた日々も嗚呼 味方につけて

生きていて 終わりにしないで ねえ
そのイノチの分だけ 選んだ自分を生きていく

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