ブルーバード

開け放した窓が遠くの風を運んできて
その匂いで僕は死んで 動けなくて
青すぎた天井を見つめてばっか 哀しいフリ
なぜか僕も 勘違いをしていたようだ

翼はないが 地面を蹴りつけたら
ちょっとだけ飛べたんだ

嗚呼 手を伸ばす
見えていなくたってそこにいるって知ってるから
嗚呼 ブルーバード
君がいるなら まだ飛べるって思うから 

グランドでボールを追うようなタイプではないけど
僕にだって 僕にだってってつぶやいて
役には立たない言葉だけノートを埋め尽くす
誰にだって 意味不明で いいんだって

翼はないが 言葉があれば
追い風に乗っかって飛んでけるはずなんだ

嗚呼 手を伸ばす
身体がなくたって 触れていたいと思うから
嗚呼 夜を舞う
寂しさに遭ったって きっと越えていけるから
嗚呼 ブルーバード
覚えた感覚で 君のもとへ飛んでくから


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