忘れた

人は物事を忘れていくんだと思う。

場所が変わったり、接する人が変わったり、持つものが変わったり。

変わることで、自分自身も変わっていって、当時持っていた物だとか感情だとか、そういう、大切に思っていたものは、だんだんと忘れていく。

人はなかなか変わらないという。

それもそうだとは思う。

でも、環境によって、簡単に変わってしまうものだとも思う。

接する人に影響を受ける。

自分の言葉と真逆のことをする。

それに自分で気づいてなかったりもする。

僕は、私は、嘘ついたことなんかないし、自分が正義であると。

クソッタレだよ。

そんなものは。

でもみんながみんな持ってる。

平等じゃないか。むしろ。

それならいいかと、人は自分のわがままに生きる。

私は違うと、そんな卑劣なことはしないと、言い張る。

知らないよそんなの。見る人が、感じるものが、全てだよ。

自分の都合の良いように忘れて。

本能に従って生きてるだけ。

まあでも結局それで良かったりもする。

それで幸せなら、死ぬよりはよっぽどマシだ。

だからそんな正直な心に従うと、死なない程度に苦しんでほしいと、そう思う人はきっとみんな心の中に抱えている。

でもそうじゃない気もするし、それが正しい気もする。

人を愛するということは、ある人は愛さないということ。

愛する人を選ぶということ。

それが自分の決めた人生。

やっぱりそれでいいのかもな。

すべての人を救うことはできない。

それは目指したいことだけど、実際には、自分が救いたい人、幸せでいてほしいと思う人、自分も含め、守りたい人、それだけを大事にしていたら、世界中の人がみんなそうしていたら、世界が守れると思う。

そう思う。

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