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ニューカッスル

[ニューカッスルに石炭を運ぶ]の記事では,サンダーランドやニューカッスル(タイン川とウィア川に挟まれた地域)は,重工業,造船業で繁栄した時代があり,当時を懐かしんでガラス職人たちがボトルシップを作ったという.今はそのガラス職人たちも引退し,ガラス産業も窯業もアウトソーシングで空洞化しています.その失われた技術と懐かしい時代の職人たちにインタビューしボトルシップを再現したAyakoの個展(サンダーランド,NGC)
”Vessels of Memory: Glass Ships in Bottles”の紹介をしました.

今回は,ニューカッスルの街についてです.ニューカッスルは石炭の積出港で,産業革命の中心でした.蒸気機関車で有名なジョージ・スティーブンソンはニューカッスル出身です.クラッグサイドでの見聞で述べたアームストロングもこの地の出身です.石炭が採掘されアームストロング社をはじめとする重工業が興り,造船業で栄えた最盛期は19世紀末ごろでした.ガラス,窯業も栄えて労働者で活気のあった時期がありましたが,これらの重工業が衰退して現在に至ります.
古くはローマ帝国の時代に,ローマ皇帝ハドリアヌスによりブリテン島を横断する城壁(ハドリアヌスの長城)がつくられたました.ニューカッスルはこの城壁の東端に位置します.ハドリアヌスの長城はVindolandaローマ人の遺跡の項をご覧ください.

2018.7.15(日曜日)のNewcastleの街です.
この可動アーチ橋は見覚えの方も多いでしょう.2001年に完成です.歩行者と自転車専用のこのアーチ橋は,橋が斜めに傾き,その下を船が通過できるようになっています.その間もちろん通行止めです.橋の位置をもどし歩行者の通行解除をする交通整理の係員がいます.

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